2011年奇跡のリユニオン・ツアーにおける、来日前に2度だけ行われたボストンとニューヨークでのギグより、日本公演の4日前となる4月11日、ニューヨークのハイライン・ボール・ルーム公演を、ネット流通とは一線を画すDATオリジナル・オーディエンス・マスターよりコンプリート収録。小ホールゆえにとにかく分離感、バランス、そして臨場感もバツグンで、ジョプソンの繊細なヴァイオリンの音色までクリアーに再現。そして来日時には体調不良のため、声がきびしかったジョンも、この日は最後まで安定したボーカルを披露。尚、セットリストは3日前のボストン公演と全く同様ながら、2度目のショーということもあり、演奏のクオリティーは数ランク・アップしており、オープニングの" IN THE DEAD OF THE NIGHT"から"BY THE LIGHT OF DAY"ではジョプソンの素晴らしいキーボード・プレイが。そしてここからヴァイオリンに持ち替え、美しいイントロによる"PREST VIVACE"へと続き、ジョンが1人で歌う"DANGER MONEY"などで早くもピークが。さらに"THIRTY YEARS"はインスト・パートへと続き、ここでのアレックスのギターもホールズワースにも負けないソロを展開。そしてジョプソンのソロから"ALASKA"、ヴァイオリンが絶品の"STARLESS"、トリオによる"CARRYING NO CROSS"の後は各々のソロ・パートで、ここでのマルコのドラム・ソロはビル・ブラの繊細さとボジオのパワフルさを兼ね備えたもので必聴。そしてファーストからのレアな"NEVERMORE"、さらに超レアな"ONE MORE RED NIGHTMARE"からUKナンバー・オンパレードで、ラストの2人だけによる"RENDEZVOUZ 6:02"で感動の終演。あの伝説の来日公演から32年、クリムゾン・ファンのみならず、全てのプログレ・ファンが待ち望んだ、必聴マスト・アイテム。