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UK ユーケー/Osaka & Tokyo,Japan 2015 Complete

クイーンやチープ・トリックと同じく、日本のファンがその魅力をいち早く評価し、育て、愛し、見守り続けたバンド、U.K.。その解散・最終公演として行われた4月の日本2公演、大阪なんばHatch、そして東京・中野サンプラザでの最後の勇姿をそれぞれ最強のサウンドで完全ノーカット・パーフェクト収録したCDの4枚組が遂に今週末、当店から登場致します。御存知の通りこのファイナル・ワールド・ツアーは告知から実働まで時間が短く、また予定していたチャド・ワッカーマンとマイク・マンジーニによるツインドラム構成がチャドの家族の健康上の理由から実現には至らなかったり等、短い間に色々と話題と波乱を含むツアーでした。しかしそれでも素晴らしい最終公演を置き土産にその活動に幕を下ろした事は、当日会場に足を運んだ誰もが感じた事と思います。今回はそうした約35年分のファンの想いが詰まったメモリアルな公演なだけに当店としてもいつも以上に気を使い、ファンの方に充分納得して戴けるクオリティを目指した訳です。他レーベルからはCD-Rとして早々にリリースされたタイトルも出ていますが、当店がそうしなかったのはバンドの歴史に最高のサウンドで" カーテン・コール "が引かれる姿を記録したタイトルにしたかったからで、本作はそれに相応しい仕上がりが実現した充実の4CDとなっています!!収録に臨んだのは当店でも数多くの名録音を提示し続け、今や関西地区の録音では一目置かれる凄腕テーパー、西日本最強テーパー氏です。彼にまず4月27日の大阪公演を担当して戴いた訳ですが、今回はもう1人、こちらも長年燻し銀の録音で聴く者を唸らせ続けてきた熟練の名テーパー氏が30日・中野サンプラザ公演の極上録音を特別に御提供下さいました。この東西名テーパーによる録音がレーベルに届いて" Rendezvous"した時、スタッフ一同唖然となったのです。何しろそれはこちらの予想を遥かに超える極上録音の" Rendezvous"だったのですから!!気になる収録位置情報を記しておきましょう。まずディスク1と2に収録している大阪なんばHatchですが、会場の響きの特性を知り尽くした名テーパーがベストポジションと自信を漲らせ、過去に幾つもの名タイトルを収録した2階席最前列ド真ん中からの録音です。この同位置でナイトレンジャーの名盤『HIGH ROAD IN OSAKA (ZODIAC 085)』や、"WINGS OF TOMORROW 完全再現 "で話題を呼んだ今年1月のヨーロッパの来日公演決定盤『WINGS OVER JAPAN (ZODIAC 107)』、それ以外にもエイジアの『OSAKA 2008 - IN FRONT OF HOWE』や『OSAKA 2012』等、数々の名タイトルを収録してきました。そして今回もそのベストポジションから眩いばかりの極上録音を成功させています。一方、最終公演で注目される中野サンプラザの収録位置は1階席7列目の中央ステージ寄りです。座席番号だけ聞くとピンと来ないかもしれませんが、実は音の響きが正面からストレートに届き、左右からも一番ステレオ感に充ちた音が届くブロックでもあります。会場を訪れた事がある方は御存知と思いますが、このホールは1階1列が最前列ではなく、可動席として0列というものがある特殊な座席配置です。またステージの高さがそこそこあるので壇上から出るフロント・ロウ直球のサウンドを受けるにはやや見上げる位置にある0列や1列ではなく、斜めにせり上がってステージとの高さが自分と同じくらいの位置にくる3列~8列中央がベストとなります。つまり音響面を考慮すると実はかなり良い位置で収録している訳です。もちろん両音源ともネット上に一切出ていないオリジナル録音でどちらもノーカット完全収録となっており、その明瞭感と鋭くてタフな低音域、そして距離を感じさせない出音の近さは目を見張るものがあります。収録機材も最新のものを使用しており、収録マイクも臨場感やホールの鳴りをそのまま再現するものを使っていますので、高音域の伸びと振幅、そして左右の広がりも大きく幅がある音像である事を御実感される筈です!!そうした録音情報を踏まえたうえで、まずはディスク1と2に収録の大阪公演から御紹介致しましょう。「Thirty Years」は序盤のウエットンの独唱が極めて透明度の高い音で出てきますが、この導入シーンの音を聴いただけで" 2階席なのに何故こんなに近くて威力ある音で録れるんだ? "と、その録音マジックに首を傾げるかもしれません。演奏が動き出してからはベースがブリブリ唸りながら強い音の筆致を描いていますが、この迫力あるベース音が終演までよく聴こえるのも本録音の大きなトピックスとなっています。「Carrying No Cross」は前半と後半とのコントラストが良く出たサウンドで録れており、キーボードが歌い出す直前の6分21秒~22秒で一瞬出てくる旋律もユニークです(※ソロで出す音色を呼び出して確かめているのでしょう)。また終盤10分45秒からのベースとドラムが激しく暴れる様子は往時のテリーとウエットンのそれに大変近いものがあり、マンジーニの実力を存分に垣間見られるシーンとなっています。この" マンジーニ効果 "とも言えるシーンが「Alaska」にもあり、2分53秒からの手数と打音表現はこれまでのドナティの表現とは全く違っているのも注目でしょう。また「Time To Kill」にシフトしてからも古豪のリズム猛者=ウエットンとの強烈なタッグによって極上のドライヴ感が生み出されており、これらの様子が透明度の高い音像で愉しめるのも本録音の魅力です。「Night After Night」ではミドルテンポに存在するビートが耳にしっかり残る音像が特徴で、これが歌唱やキーボードの旋律と相対する存在として深い聴き応えを与えてくれるのも嬉しいポイントです。「Rendezvous 6:02」はこの解散ツアー最終レグになって初めてバンド演奏版として蘇っていますが、前後の静かなパートと中盤展開部からの分厚い音色との対比が実にドラマティックな音像で録れています。曲後半ではマンジーニが定期的にクラッシュ・シンバル(鉄板?)を入れる特徴的なアプローチがありますが(※4分49秒~)、これが鮮やかな音質で愉しめるのもポイントです。そして約2年振りに演奏された「Nothing To Lose」はこの日、ヴァイオリンのソロ後にベースが音型を上下させる(3分36秒~)珍しい動きがあり、終盤4分34秒~終曲では1フレーズ毎にキーボードの音色を変えているのもユニークです。「In The Dead Of Night」はギターソロに入る手前で曲構成を勘違いしたのか一旦音楽が途切れる様なシーンがありますが、そんなこの日ならではの面白い演奏も熟練テーパーの極上音質でバッチリ収録しています。「Caesar's Palace Blues」では鬼門となる終曲部のアプローチも完璧に決めており、コーダでアップテンポで攻め上げるマンジーニの叩き込みも鮮やかなサウンドで出ているほか、「The Only Thing She Needs」も弾むドラミングとブリブリ唸るベースのコンビネーションが炸裂感と躍動感満点の特上サウンドで飛び出します。終演後も約3分半ほど録音が続いており、再び沸き起こる「U.K.! U.K.!」コールや終演後のアナウンスも含んでおり、メモリアル録音としての充実度も完璧です。ディスク3と4はバンドとしての最終演奏となった中野サンプラザ公演をノーカット完全収録。バンドとしての最終演奏を他では聴けない上質なオリジナル録音で迫れるディスクとなっています。冒頭から濃密なサウンドが耳の隅々まで潤しますが、各楽器のタフな中音域がぶつかり合う" 音の衝突力 "にもお気付き戴ける筈です。これは冒頭で少し書いた座席の位置の恩恵ともいえますが、正面からの音をしっかり受けつつ左右から去来する音の流れもバッチリ捉えている訳で、これが「Nevermore」の中盤辺りから徐々に感じられると思います。「Carrying No Cross」はエディがよくやらかすキーボード音色セレクトの選択ミス(※その日の気分で意図的にやっている可能性もありますが)まで生々しく録れており、中盤の展開部以降ではそのキーボードの旋律やコードのアクセントが随所でドラムと眩しく輝き合っている様子を見通しの良いサウンドで拾っています。「Alaska」では中盤からの展開(2分59秒~)がディスク1の大阪公演よりもタフでゴツゴツした表現となっていて、最終演奏ならではの協奏的対話がお愉しみ戴けるでしょう。これは「Time To Kill」中盤のヴァイオリン・ソロで華麗に舞う旋律とリズムのゴツゴツした強靭な音との対比としても現れますので要チェックです。「Night After Night」はウエットンの熱の篭ったヴォーカリゼーションが印象深く、ここ数年で演奏した同曲では最高にコブシを効かせまくった熱唱が良質なサウンドで飛び出してくるのが魅力です。これは本公演中でも大きな聴きどころでしょう。「Nothing To Lose」は繊細な演奏が透明度の高い音像で駆け抜け、若干不安定なパフォーマンスなのに明瞭な歌唱旋律と粒の揃ったドラミングによって曲の輪郭はしっかり感じられるいるのが面白いところです。「Forever Until Sunday」は大阪公演同様に濃密な演奏が展開し、漂う響きの中に現れる旋律の交差がパーフェクトに記録されています。この未発表曲は過去に様々な布陣のU.K.で演奏されてきましたが、最後の布陣の最終演奏でその完成形とも言える名演がここに残されたのは大きな喜びではないでしょうか。また「Caesar's Palace Blues」の最終演奏も序盤からリズムと旋律の融合感が高く、ヴァイオリンの歌い上げもフレーズがよく廻っている様子が艶のあるサウンドで御確認戴けます。終曲部の合わせも疾走し過ぎず、いつになく安定しているのも面白い特徴でしょう。「The Only Thing She Needs」はマンジーニの音数の多さとカラフルな打音効果がエディのキーボードとヴァイオリン旋律と絡んで眩い化学反応を起こしており、透明度の高い音像の中で多彩な表情を見せる表現を随所で発見されると思います。ショウ序盤で歌い残していた「Carrying No Cross」最終ヴァースをウエットンが歌い終えるとバンドはその歴史を閉じますが、その後に沸き起こる「U.K.! U.K.!」コールは大阪公演よりずっと長く続き、場内の熱気と深い余韻・感動も完璧に封じ込めています。今回の最終公演に足を運ばれた方が恐らく感じたであろう事は、「あー、これで本当に終わってしまったんだなぁ」という感慨深さだったかと思います。そして同時に、音楽的充実度にもグッときたのではないでしょうか? 「ウエットンは声出ていた、マンジーニ凄かった」等など感想はあると思いますが、彼らがあの最終公演を単に感謝とノスタルジーで終わらせたのではなく、不退転で未来を見据えて" 挑む最終演奏 "をしていた事にどこかで気付かされたと思うのです。確かにリハ不足が見え隠れしたシーンも散見され、例えば大阪公演の「Night After Night」や東京・中野での「Nothing To Lose」はその最たる例かもしれません。しかしそれを軽く超える高い音楽的融合感と充足感が溢れ出していた点にこそ今回の最終公演の良さがあったと思いますし、実際に足を運ばれた方はその" 挑む演奏と姿 "にこそ心打たれた筈です。恐らくこの日本2公演の様子はバンド側も録音していた筈ですし、年末や来年辺りにも公式版としてリリースされる可能性は充分あるでしょう。しかしその際、演奏のズレやミスがあった曲はカットするか、もしくはオーヴァーダブで修正するなど、間違いなく音を直してリリースする筈です。でも先日聴いたあの生々しい" 挑む演奏 "にこそ音楽の真の威力が宿っている事を長くブートレッグを聴いてきた方ならばお分かりの筈です。それを完全ノーカット極上録音で追体験出来る点にこそ、この東西凄腕テーパーが捉えた両録音最大の意義があるのです。演奏フォーメーションの優れた箇所もリハ不足の箇所も、ドキッとするほどの極上リアル・サウンドで飛び出す本作と接する時、自分がこのバンドと同じ時代に生き・歩んできた事の歓びをきっと肌感覚で感じて戴けるでしょう。 Namba Hatch, Osaka, Japan 27th April 2015 ULTIMATE SOUND(from Original Masters) Nakano Sunplaza, Tokyo, Japan 30th April 2015 ULTIMATE SOUND(from Original Masters) Live at Namba Hatch, Osaka, Japan 27th April 2015 Disc 1 (70:06) 1. Intro 2. Thirty Years 3. Nevermore 4. Carrying No Cross 5. Alaska 6. Time To Kill 7. Night After Night 8. Keyboard Solo (Ballooning Over Texas) 9. Violin Solo 10. Drum Solo 11. Rendezvous 6:02 Disc 2 (48:58) 1. Nothing To Lose 2. In The Dead Of Night 3. By The Light Of Day 4. Presto Vivace And Reprise 5. Forever Until Sunday 6. Caesar's Palace Blues 7. The Only Thing She Needs 8. Carrying No Cross (Last Verse) Live at Nakano Sunplaza, Tokyo, Japan 30th April 2015 Disc 3 (74:12) 1. Intro 2. Thirty Years 3. Nevermore 4. Carrying No Cross 5. Alaska 6. Time To Kill 7. MC 8. Night After Night 9. Keyboard Solo (Ballooning Over Texas) 10. Violin Solo 11. Drum Solo 12. Rendezvous 6:02 Disc 4 (49:13) 1. Nothing To Lose 2. In The Dead Of Night 3. By The Light Of Day 4. Presto Vivace And Reprise 5. Forever Until Sunday 6. Caesar's Palace Blues 7. The Only Thing She Needs 8. Carrying No Cross (Last Verse) John Wetton - Bass, Vocals Eddie Jobson - Keyboards, Violin Alex Machacek - Guitar Mike Mangini - Drums, Percussion

UK ユーケー/Osaka & Tokyo,Japan 2015 Complete

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