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Yes イエス/Connecticut,USA & UK 1972 & more

1972年 「危機」リリースに伴う全93公演となる壮大なワールド・ツアーであり、あの「イエスソングス」期序盤の貴重な2公演を、いずれも近年流出したオリジナル・オーディエンス・マスターよりカップリング収録。まず前半は7月30日からスタートしたUSツアー序盤となる8月14日コネチカット、ハートフォード公演をコンプリート収録。まず特筆すべきはツアー前のビルブラ脱退に伴い、最初の4公演をキャンセルし、急遽アラン・ホワイトを採用。そのため曲を覚える時間がなく、前日公演までリリース前のアルバムから先行というかたちで、”Siberian Khatru”などは披露されていたものの、”Close To The Edge”は、この日世界で初めて演奏するという記念すべきもの。そしてその大曲はアルバム・リリース前ということもあり、初めて耳にした観客は最初戸惑いながらも、終盤その素晴らしさに大歓声を挙げるシーンも再現。またクオリティー的には屋外ライブであり、当時のカセット録音でもあり、経年劣化もともないヒスノイズやテープよれもあるものの、アランもまだ不慣れながら、全体的には安定したドラミングを披露していたり、他にもリックのソロ・パートの構成があいまいだったり、”Roundabout”に続くエンディングが「イエスソングス」とは違ったりと聞きどころは随所に。さらにボーナスとして前年71年4月16日ドイツ、シュッツガルト公演より3曲を追加収録しており、ここではハウが参加しプレイしている”Everydays”がレア。そして後半には、この翌月からスタートしたUKツアーより、9月10日マンチェスター公演を、1時間41分に渡ってほぼコンプリート収録。こちらは近年出現した完全初登場マスターを使用、サウンド・バランスも良好で、この当時のオーディエンス録音としては驚異的と言えるもの。そして「危機」リリースから2日後ゆえ、観客のノリもすさまじく、またアルバム・ナンバーはまだ数回しかプレイされておらず、アレンジ等が後の演奏とは微妙に違うところも要チェック。ラストがテープ切れのため突然カットされる以外は完全収録で、他にも”Mood For A Day”と”Clap”をメドレーでプレイするハウのソロ・パートもこの時期ならではゆえ、クオリティーの高さも含めて必聴マスト・アイテム。

Yes イエス/Connecticut,USA & UK 1972 & more

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