リック・ウェイクマンがカムバックを果たしリリースされた、「究極」を引っさげ行われたイエスショウズ1977年ワールド・ツアーは、7月30日オハイオを皮切りに、同年12月6日までの間、北アメリカとヨーロッパにおいて89ステージを敢行。そのユーロ・ツアー中盤となる、11月19日ドイツ、ニュールンベルク公演を、当時としてはまずまずのオーディエンス・レコーディングにてほぼコンプリート収録。この日もリックのオルガンには、TCエレクトロニクス社のフェイザーをびんびんに効かせており、また「不思議なお話を」ではポリ・ムーグを使用したりと、随所に彼のカラーが。またボーナスとして当日のショー開始前に行われたサウンドチェックの模様も17分にわたり良好オーディエンス録音にて追加収録。