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Yes イエス/Osaka,Japan 2014

今回リリースされる『DEFINITIVE NAGOYA 2014 』と併せて是非お聴き戴きたいのが、前日にオリックス・シアターで行われた大阪公演の素晴らしい演奏です。こちらも録音者から直接譲り受けたマスターテープを使用しているのですが、録音位置は前方僅か4列目という、名古屋を収録した本編ディスクとはまた違った音像のフロント感に溢れた逸品録音です。大阪、名古屋ともにセットリストや構成、内容は全く同じでしたが、それは即ちこの大阪も非常に質の高い演奏をしたという事に他なりません。アランのドラミングも優れていましたが、何よりもジョンの歌唱が素晴らしかったのは今回の日本公演を各地で御覧になった多くの方が実感された大きなトピックスだったと思います。勿論それはこの大阪や名古屋でも同様で、今回の2014年日本公演の目玉だった"危機・こわれもの 完全再現"は、彼が居たからこそ可能だったと言って差し支えないでしょう。こういう大きなバンドだとどうしても本丸となる東京公演が注目されますが、しかし名古屋、大阪だって決して劣っている訳ではありません。むしろ"トーキョー"という緊張感から解放された演奏が大きな魅力を放つのは、ブートレッグを聴き慣れた方なら誰もが御存知でしょう。バンドのアンサンブルも名古屋公演同様に充実感漲るものとなっており、併せてお聴きになる事でツアー終盤の名阪2DAYSを完全攻略する事が出来る秀逸なタイトルとなっています!!「Close To The Edge」はイントロから引っ掛かりのあるギターのフック感が面白く、名古屋よりもテンポ感を感じさせるものとなっています。どこか間延びした様な音の間合いの取り方がこの日もユニークで、いかに完全再現とはいえ演奏表現の差は連日どこかに顔を出しているという事がよく分かる演奏と言えるでしょう。「And You And I」も壮大なスケール感がこの日もパーフェクトに出ていて聴き応え満点です。キーボードがまろやかに歌い、音の彫りの深さと旋律の美しさが際立ったこの大阪での演奏は、名古屋公演以上の感動が演奏に宿っていると言っても過言ではないでしょう。これは次の名曲「Siberian Khatru」も同様で、ドライヴ感が際立ったその演奏は切り裂くような集中力が随所で感じられる好演となっています。各パートの濃密な出音が離合拡散して勢い良く弾け出る様子を是非本作で体験してみて下さい。「Believe Again」では始まった瞬間にアッと思う様な雰囲気と世界感が広がり、この布陣による最新イエス・サウンドの魅力がこの夜も大きく出ています。しかしより素晴らしいのが次の「The Game」でしょう。イエスらしい音楽的な間の取り方と広がりのあるサウンドドラマがこの夜も確実に構築され、ダイナミックな音の筆致と洞察力に富んだ演奏がショウ前半部の終わりを極上華麗に飾っています。ディスク2は「こわれもの / 完全再現」で、序盤から広い範囲の音域を使ったダイナミックな演奏が圧倒的な興奮を聴き手に喚起させます。この曲の演奏に関してはまさに日本ツアー総仕上げとも言うべき熱演となっており、優れた演奏表現が目の前に広がる喜びを存分にお愉しみ戴けるでしょう。インターミッション的な役割の「Cans And Brahms」も見事で、ダウンズのプレイはオリジナルのリックにかなり肉迫するものですが、違う美的感覚を持った人がやるとそれまで知られたものとは違う美の視点や意味が見えてくるから不思議です。「South Side Of The Sky」は一聴するとスタンダードな印象を受けますが、その誠実な演奏の中に曲の元々の意味を探る様な表現が時折り感じられ、じっくり聴いていると楽曲構造の巧妙さに改めて気付かされる筈です。名曲「The Fish」はここでもベースのドライヴ感が強烈で、それに伴って動くメロディが他日の公演以上に踊っています。濃縮な音の弾き込みと凝縮感のある演奏の中に、遠い日に接したあの興奮が再び蘇ってくること間違いありません。「Heart Of The Sunrise」は溜めて吐き出す疾走感が抜群に良く出ており、素晴らしいパッセージが随所で噴出しています。舞い踊る鋭いグルーヴが終曲で一気に弾けて終わる見事さに接して戴ければ、良い演奏を手に取れた喜びに間違いなく打ち震えて戴ける筈です。アンコールの「I've Seen All Good People」は冒頭コーラスからのメロディラインの拾い方に注目で、ゆったりしたリズムの中で進行する旋律やキーボードの装飾音の広がりに注目していると往時の演奏以上に音楽的な芳醇さが感じ取れると思います。これを可能にしているのもバンドがジョン・デイヴィソンの存在を見付けたからだと思いますが、ここではそんな新世代のボーカリストとしてイエスサウンドを受け継ぐ彼の真摯な歌唱姿勢がダイレクトにお感じ戴けるでしょう。ショウ・エンドは勿論「Owner Of A Lonely Heart」。演奏とサウンドに明瞭感があってイントロから惹き込まれますがギターの表現がいつになく整っている事に注目です。まさに80年代の大ヒット曲を巧みに編曲した21世紀型イエスの一つの姿と言え、後味ならぬ素晴らし い"音味"を残してショウを締め括っています。終演後には場内放送が流れ、この公演を主催した企業名等がアナウンスされるシーンもしっかり含まれており、これも名古屋同様にメモリアルな雰囲気を一段と高めています。 Live at Orix Theater, Osaka, Japan 27th November 2014 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (61:48) 1. The Young Person's Guide To The Orchestra 2. Close To The Edge 3. And You And I 4. Siberian Khatru 5. Chris Squire Introduction 6. Believe Again 7. Jon Davison Introduction 8. The Game Disc 2 (64:27) 1. Steve Howe Introduction 2. Roundabout 3. Cans And Brahms 4. We Have Heaven 5. South Side Of The Sky 6. Five Per Cent For Nothing 7. Long Distance Runaround 8. The Fish 9. Mood For A Day 10. Heart Of The Sunrise 11. I've Seen All Good People 12. Owner Of A Lonely Heart Steve Howe - Guitars, Vocal Chris Squire - Bass, Vocal Alan White ? Drums Geoffrey Downes - Keyboards Jon Davison - Lead Vocal

Yes イエス/Osaka,Japan 2014

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