2008年6月14日ロンドンはクイーン・エリザベス・ホールでの公演をオリジナル・マスターを使用し収録。ホール特有の、サウンドの輪郭がぼやけてしまうものとは違い、心地いいエコーと、浮遊感漂う極上のアンサンブルが見事にマッチして理想的な音像を創りあげています。純粋なゴング名義としては2004年の「Acidmotherhood」以来作品をリリースしていないゴングですが、各メンバーのサイド・プロジェクト(ゴング・グローバル・ファミリー等)相変わらず活発な活動を続けており、今回の音源からもその並々ならぬ充実ぶりがリアルに伝わります!(06年11月3~5日にアムステルダムでゴング・ファミリーが一堂に会したイベント“Gong Family Unconventional”の素晴らしい模様はDVDでリリース済)このスティーヴ・ヒレッジとミケット・ジロディ参加のゴング名義によるライヴは06年のイベント“メルトダウン・コンサート”(今回はマッシヴ・アタックがキュレーターを務めました)以来ですが、英国のライヴという事では、なんと1975年以来(「YOU」の頃)で、限りなく全盛時のゴングに近いラインナップで繰り広げられる至極のパフォーマンスはファンには堪らないものと言えるでしょう!(ディディエ・マレーブとティム・ブレイクの不参加が残念なところですが・・・)セット・リスト的にもこれ以上はありえない完璧なもので、初期の名曲をほぼ時系列で演奏しており、珍しいところではヒレッジのソロ「Motivation Radio」からの Light In The Skyを取り上げています。(ゴングとして演奏しているのはかなりレアです!)けだるいヴォーカルと対照的なシャープなリズム・ワーク、ぶっ飛んだギター・ソロ等魅力的なインター・プレイが聴けるGONG流サイケデリック・ロックの大傑作You Can't Kill Meの唯一無二のアンサンブルだけでも本アイテムの価値は十分にあります!(ピップ・パイルで聴きたかったですが・・・)まさに、年齢を全く感じさせない(デイヴィッド・アレン今年で70歳!ジリ・スマイスは75歳!)恐ろしく引き締まった格好良すぎる究極のサイケデリック・ミュージック。このバンドでしか表現できない躍動感あふれるビート、オリジナリティー溢れるエキゾチックでエキサイティングなフレーズの数々をたっぷりとご堪能下さい!!間違いなく全ロック・ファン必聴です!