1983年「SCRIPT FOR A JESTER'S TEAR」、そして1984年「FUGAZI」発表時期の、それぞれの超高音質・初登場サウンドボード・ライブを、合計2時間14分にわたって収録。ディスク1には83年7月26日、ニューヨークはバッファロー公演を収録。ヘヴィで現代的な音作りの中にプログレッシヴ・ロックへの憧憬を織り込んだデビュー作「SCRIPT FOR A JESTER'S TEAR」からの楽曲をメインに、アルバム未収録のThree Boats Down from The Candy、Margaretを配した最強のセットを心ゆくまで楽しむことができます。3曲目のエンディング近くでのテープチェンジカットは残念ですが、その音の粒立ちはあまりに素晴らしく、ファンは絶対必聴です。ディスク2では約1年後の84年6月11日、オランダでのピンク・ポップ・フェスティバル公演を完全収録。約1時間の出演タイムで、こちらはセカンド「FUGAZI」からの代表曲がズラリ。シングルPunch & Judy、Assassing、あまりに美しいJigsaw、大曲Fugazi。軽薄短小サウンド&バンド主流80年代ポップ全盛期のこの時期、「なぜ、こんなに売れるのか分からない」と発売元のEMI首脳陣までが困惑したと言われるMARILLIONが、真にMARILLIONであった時期の貴重なライブ。ファーストアルバムの、悲しい部屋に佇む道化師の床にある「SOUNDS誌」と「KERRANG誌」のイラストが全てを物語っているではないですか。