2010年で10周年となったロジャー・ダルトリー主催によるチャリティ・イベントは同年も、3月25&26日と2日間にわたりロンドンのロイヤル・アルバート・ホールにて開催。その恒例イベントに参加した、ノエルのオアシス脱退後初となるソロ・ライブより、初日25日公演の模様を、ネット流通音源とは一線を画すDATマスターからのハイクオリティー・オーディエンス・レコーディングにて90分にわたりコンプリート収録。も元々音響の素晴らしいホールなうえに、フロント・ローからの録音はバランスも良好で、特にアコーステック主体のギターやノエルのボーカルは超クリアーに。そしてオアシス・ファンも多数つめかけた初のソロ・ライブに満員の観客が見守る中、ノエルの「ハロー」の掛け声に大観衆が応じてライブはスタート。バックにはゲム・アーチャーとオアシスのサポート・キーボードでおなじみジェイ・ダーリントンが参加しており、そして誰もが気になったセットリストはノエルが”Don't Go Away”をプレイ後、「今日は2年前にここでやったライブと同じセットだから」と語ったとおり、ほぼオアシスからのナンバーで締められ、何より観客とフレンドリーにやり取りするシーンも多く、和やかにショーは進行。そしてじょじょにヒートアップした中盤からは”Wonderwall”や”Slide Away”、そしてメインセットの”Whatever”ではいつもどおりの大合唱。尚、本編において”Cast No Shadow”ではクラウチ・エンド合唱団が、さらに”Don't Go Away”、”Sad Song”、そして”Wonderwall”などでは女性のみの8人編成オーケストラも加わり、流麗なストリングスでコンサートに花を。さらにアンコール3曲はもちろん再び大合唱で特にラスト”Don't Look Back In Anger”の観客の大合唱はあまりに感動的。