1973年アルバム「CHICAGO VI」リリース時のジャパンツアーより、1973年4月6日札幌、北海道厚生年金会館公演を、当時としては驚異的と云えるサウンドボード・クラスのオーディエンス・レコーディングにて収録。1971年の初来日から立て続けの来日時であり、日本での人気の高さも最高潮だった中、この後は1984年を待たねばならず、ギタリストの故テリー・キャスをフィーチャーしたオリジナル・ラインアップとしては最後の来日ライブ。そしてオープニングは異色の"Magical Mystery Tour"で、オリジナルのビートルズ・ヴァージョンと独特のブラス・アレンジが味の妙。続く前作「CHICAGO V」からのハードな"State Of Union"でもホーンは全開。そしてヒット・シングル"Just You 'N' Me"をはさみ「新曲です」と演奏されるのは次作に収録されることになるラテン・ジャズ調の"Aire"の貴重なアーリー・ヴァージョン。さらに初期の代表曲"Beginnings"、ファンキーな"Now That You've Gone"、当時は最新ナンバーだった"Saturday In The Park"、"Dialogue (Part I & II)"、大迫力のバンドアンサンブルが最高の"長い夜"と続き、本音源のハイライトともいえる”Ballet For A Girl In Buchannon Medley”の15分を超える完全再現に。さらに"Make Me Smile"でのファンファーレのようなブラスサウンドに、"Anxiety's Moment"からの叙情的インスト、そして感動的なバラード"Colour My World"と続く様はライブならではの緊張感もあり、正に名演。テリー独特のギタープレイ、ピーター・セテラ。ロバート・ラム、そしてテリーの3人のヴォーカルなども聞き所。 01. Magical Mystery Tour/02. State of the Union/03. Just You 'n Me/04. Aire/05. Beginnings/06. Rediscovery/07. Now That You're Gone/08. Saturday in the Park/09. Dialogue Parts I & II/10. 25 or 6 to 4/11. Ballet for a Girl in Buchannon - Make me Smile- So Much To Say, So Much To Give- Anxiety's Moment - West Virginia Fantasies- Colour My World- To Be Free- Now More Than Ever [Live At Koseineken Hall, Sapporo, Hokkaido, Japan April 6th 1973]