『YELLOW SUBMARINE』以降の3枚のアルバムは、MONOヴァージョンもなんらかの形でリリースされていますが、ホワイト・アルバム以前のMONOヴァージョンとは異なり、ステレオ用にトラック・ダウンされた後の音源をモノラル化しただけの音源のため、マニア的視点ではあまり意味のないものではあります。そのため、2009年のリマスターの際にはMONO BOXには含まれませんでした。とはいえ、69年のオリジナル・リリース当時、『YELLOW SUBMARINE』は本国でもLPがリリースされており、『ABBEY ROAD』はオープン・リールがリリースされていました。そういった意味ではミックス違いではないものの、正規なヴァージョンであることには変わりがありません。リミックスでステレオ感のあるミックスが施された曲では、このMONOヴァージョンを聴くと、より混然一体となったバンド感を味わうことが出来ます。