ポール・マッカートニー関連のレア音源を含んだトレバー・ジョーンズ秘蔵マスターからの流出音源コレクション「プライベート・マスターズ」の第3弾は、ウイングス最後のスタジオ・セッションとなった1980年後半にイギリス、ドーセット・ランピシャムで行なわれたスタジオ・リハーサル音源を全てマスター・クオリティー、サウンドボードで収録。あの日本での逮捕劇の後の活動休止を経て、ウイングス解散と前後する波乱の時期ながら、すでに『タッグ・オブ・ウォー』の収録ナンバー「テイク・イット・アウェイ」や『パイプス・オブ・ピース』の「アヴェレージ・パーソン」等がプレイされているあたりは注目。そして結果的にはウイングスは解散となったので、こうした後のソロ・アルバム収録曲のウイングス・バージョンが聞けるのは貴重で、前Vol.2に未収録だったセッション音源の続きとして今回初登場となる見逃せないレア音源コレクションの第3弾。