ツアー最初期となる10月17&18日ニューヨーク、フィルモア・イースト2daysより18日の1日2公演を、当時としては良好なオーディエンス・マスターにデジタル・リマスタリングを施しほぼコンプリート収録。その充実した音楽性とは裏腹に、商業的には失敗に終わった同ツアーながら、デイヴのファズ・ギターも全編でキマっており、アルバムでのブラス&オケを加えたサウンドとは全く趣の異なる、ロック色溢れる演奏をライブで披露。また故ピート・クワイフに代わり、前作から参加し、正式メンバーとなったジョン・ダルトンも、しっかりとボトムを支え、デイヴの捩じれた繊細な歌が沁みるパフォーマンスをサポート。またアーリー・ショーとレイト・ショウーはセットも若干変化があり、特にデイヴのプレイはかなり違うアプローチとなっているところも要チェック。さらにセットはリリース直後の「アーサー」からと、"Mindless Child Of Motherhood"、"Dedicated Follower Of Fashion"、"See My Friends"などシングル曲も含む、それ迄の代表曲をバランス良く配したこの時期ならではセットは必聴。