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Rolling Stones ローリング・ストーンズ/PA,USA 1981

今から十年ほど前にサウンドボード録音が発掘されて話題となった、1981年ツアー初日のフィラデルフィア公演ですが、今回はT&Jがその音源のロージェネレーション・マスターとモノラル・オーディエンス録音(同じくロージェネレーション)で再構築したバージョンを収録。いつも上質な音源をファンに提供するT&Jですので、今回のバージョンを聴かれた方もおられることでしょう。しかし聞かれた方でしたらば解るかと思いますが、二つの音源を合わせたせっかくのコンプリート編集も、特にオーディエンス録音のピッチが高いままという状態に雑な編集処理が合わさり、どうにも聴き辛い状態だと感じられたのではないでしょうか。今時ちょっと珍しいくらいに(苦笑)編集のブレが見られるのが今回のバージョンであり、収録に当たってはそのような派手なピッチの狂いや編集の雑な個所を徹底的にレストアしています。今回の売りの一つは既発SBDタイトルでも省かれていたオープニング部分をオーディエンス録音で長く収録してみせたことなのですが、そこからしてオーディエンスとSBDのパートのずれが激しく(本来であればカットしてしまいたくなるほど)音がダブっていた個所を修正。このような編集の不自然さがもう一つ際立っていた個所が「Let It Bleed」終了後におけるミックのMC。そこではあまりのズレ具合から彼の台詞がこだましているかのように聴こえましたが、改めてオーディエンス録音を編集し直して解消しています。それに各所で使われているオーディエンス録音パートに関してもピッチの狂いを正して収録していますので、もはや元の状態とは比べ物にならないほど聴きやすい状態へと向上し、今回も限定CDでのリリースに相応しい状態へと仕上げました!1981年アメリカ・ツアーに関しては昨年ハンプトンが遂にDVDとCDの形でリリースが実現しています、最近このツアーに触れられた方も多いはずです。しかし同じフィラデルフィアでも二日目のSBD音源と比べて初日はここ最近で決して入手の容易な状況ではなく、今回のリリースのよって聴かれる方が少なくないと思われます。特に昨年のハンプトン映像などを見慣れた方には大きな衝撃をもって受け止められること間違いなし。何しろ初日のフィラデルフィアと(ほとんど)最終日のハンプトンではコインの裏表。あらゆる意味でルーズかつワイルドなツアー初日のストーンズ全開なのです。しかもこの日のライブは全編がメタメタな演奏の出来ということはなく、1978年のアメリカ・ツアーで演奏していた曲、つまり「SOME GIRLS」からの曲に関しては初日ながらも既に完成度の高い演奏を聴かせてくれる様子がSBD音源から伝わってきます。ところが81年ツアー用レパートリーになった途端にストーンズが崩壊(笑)。まず「Let’s Spend The Night Together」が始まってすぐにキースが物凄いミスをかましてくれます。まるで76年ネブワースの亡霊が81年のフィラデルフィアに現れたかのよう。それに曲順もまだ練られていないのが明白で、後のライブと比べると「She's So Cold」と「Let Me Go」の位置が入れ替わっているように映ります。しかしそれらはまだ序の口で、このツアーからライブ演奏されるようになった「Let It Bleed」をミックが始めてもビルのベースが全然ついていけてません。結局やり直しとなるのですが、こうなるともはや公開リハーサルの域ですよね。しかもその曲の前後などで顕著なのですが、この日はロニーがよく喋ります。ストーンズのライブにおいてミック以外のメンバーがここまで喋りまくるライブというのも珍しいのではないでしょうか。メンバー紹介でもミックに割って入り「ヘイ、ミック、ちょっといいかな。俺の指輪を誤って観客席に飛ばしちゃったみたいなんだ。凄く良い金の指輪なんだけど失くしちまった。返したくないってなら、まぁしょうがないけど、俺的にはあれが無いと本当に困るんだ」("Hey Mick, Mick. I've just thrown my ring out in the audience. It's a very nice gold ring - it went over there. If you don't want to return it, (it) don't matter, but, it, I'm going to get in terrible trouble".)と突然マイクに向かって喋りまくったり、このように、彼のお株を奪うのではと思えるほどのトークが炸裂しています。こんなドタバタした初日の中でも最大の目玉と呼べるのが「Tops」でしょう。元はミック・テイラー在籍時のアウトテイクをピックアップして「TATTOO YOU」で完成させた新曲でしたが、ここでの演奏のワイルドで勢いのある演奏はなかなかのもの。スタジオ・バージョンではミックが終始裏声で歌っていたことが弱々しく映っていた曲が一変、ストーンズらしいラフでいい意味のルーズさがあるナンバーへと進化しました。ところがこの後は当店がリリースした「PARTY DOWN」のロックフォード公演でライブ本番中に演奏予定が取り消され、やはり当店リリースの「PAVE BOULDER ‘81」のボルダー公演で演奏されたのが最後となって姿を消してしまう悲運の曲でした。そしてライブ終盤になるとまるで「クライマックス用レパートリー選択」とでも呼びたくなるような曲順になっているのがまた壮絶ですが、その上で締めくくりの「Satisfaction」のイントロが「Jumping Jack Flash」と混同してキースが弾き出す迷場面はオーディエンス録音の時代から有名ですが、それをこのSBD音源で聴いてみてください。あまりにもひどいミスぶりに言葉を失ってしまうことでしょう。しかしこの時点でのミックのワイルドな歌と相まって、ハンプトンとは全く違うワイルドでダイナミックな演奏が楽しめる素晴らしい音源であることもまた事実。 Live at John F. Kennedy Stadium, Philadelphia, PA. USA 25th September 1981 SBD Disc 1 (60:03) 1. Intro/Under My Thumb 2. When The Whip Comes Down 3. Neighbours 4. Just My Imagination 5. Shattered 6. Let's Spend The Night Together 7. Black Limousine 8. She's So Cold 9. Time Is On My Side 10. Beast Of Burden 11. Waiting On A Friend 12. Let It Bleed Disc 2 (78:41) 1. Band Introductions 2. You Can't Always Get What You Want 3. Tops 4. Tumbling Dice 5. Hang Fire 6. Let Me Go 7. Little T & A 8. Start Me Up 9. Miss You 10. Honky Tonk Women 11. All Down The Line 12. Brown Sugar 13. Jumping Jack Flash 14. Street Fighting Man 15. Satisfaction 16. Last Announcement

Rolling Stones ローリング・ストーンズ/PA,USA 1981

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