クラプトンの数少ないお蔵入りアルバムを、マスター・ダイレクトの、ハイクオリティー・サウンドボード音源にて収録したタイトルがここに。本タイトルは未完成のものではなく、インストから始まり、インストで終わるという最終的に完成されたアルバムそのもので、1980年3月「JUST ONE NIGHT」の次作アルバム・レコーディングのため、クラプトンらはスタジオに入ることに。 そしてこの時、ゲイリー・ブルッカーがディレクターを務めており、、彼の楽曲もレコーディングされ、その中の数曲はソロ・シングルとして後にリリースされることに。そしてこのアルバムでは多くの曲をアルバート・リーがボーカルを担当しており、その理由の一番はクラブトンのボーカルの調子が不調だったためと言われており、結局それがこのアルバムがお蔵入りになった理由のひとつということに。また、プロデューサーのグリン・ジョーンズは、このレコーディング・カセットをRSOの重役に送ったものの、そのような経緯もあり、リリースを拒否されることで、完全に陽の目を見ることのなくなったというもの。なお、有名なコンプリート・レコーディング・セッションズというレコーディング・データ・ブックには本アルバム「TURN UP DOWN」には"OH HOW I MISS MY BABY'S LOVE"という曲が収録されていたと記載されているも、ここには収録されておらず、実際このセッションではレコーディングされておらず、この曲は「マネー・アンド・シガレッツ」のアウトテイクであったことも後に判明。今回リリースにあたって、マスターでは狂っていたピッチを全て補正し、音質もデジタル・リマスタリングを施しベスト・クオリティー、サウンドボードにて全10トラックを収録。 1. THERE AIN'T NO MONEY 2. THE GAMES UP 3. RITA MAE 4. FREEDOM 5. EVANGELINA 6. HOME LOVON' 7. HOLD ME LORD 8. SOMETHING SPECIAL 9. I'D LOVE TO SAY I LOVE YOU 10. CATCH ME IF YOU CAN [Unreleased Album :TURN UP DOWN : Studio Recordings March 1980]