Name: Jeff Beck Group ジェフ・ベック/Orange Album Quadraphonic Mixes
SKU: CD-N04021
Price: 1940 JPY
Availability: InStock

Jeff Beck Group ジェフ・ベック/Orange Album Quadraphonic Mixes

2003年にセンセーションを巻き起こした「ORANGE ALBUM WORKING TRACKS」が装いも新たに再登場です。かの名盤「JEFF BECK GROUP」、通称「ORANGE ALBUM」の４チャンネル・マスター・リールから全曲を収録しているほか、フロントとリアの音を完全セパレートで再生したトラックもたっぷりと収録。本作の凄みは、激レアなテイクの数々なわけですが、さらに音の良さも空前絶後。針パチ・ヒスノイズの類が一切ないどころか、レコード落としでは不可能なレベルの超が付く高音質。同じようなコンセプトの「ROUGH AND READY REEL MASTERS」「BLOW BY BLOW 8 TRACK QUADRAPHONIC TAPE」もありましたが、本作の音の良さは、それらを凌駕しています。再リリースにあたり、リマスターも検討されたのですが、あまりの完璧さに、手をつけることができなかったほどです。本作の内容は大きく分けて３つのパートに分かれています。１つめは、ディスク１の冒頭に収録された４チャンネル・ミックス全曲。一部にオリジナル・アルバムとはテイクが違っており、特に「I Can't Give Back The Love For You」「I Got To Have A Song」「Definitely Maybe」のギターは鮮烈です。２つめは、その４チャンネル・ミックスをリア・フロントなど、チャンネルごとに分離再生したテイクです。これこそ、激レア中の激レアであり、本作最大の聴き所。詳しく聴いていきましょう……。 ★DISC 1: 10. I Can't Give Back The Love For You #1 ベース・レスでほとんどがギターの主旋律とドラムのみというテイク。普通、こういったパーツ・テイクは面白くも何ともないのですが、ここで鳴らしているのは、天才ジェフ・ベックとコージー・パウエル。その機微と感性の交感がビビッドに聴けるのですから、とんでもなく感動的です。 ★DISC 1: 11. I Got To Have A Song こちらはドラム・レスで、メインのボーカルもなし。ギターと女声コーラスのみという非常に面白いテイクです。当時、モータウンに影響されていたというジェフの脳裏に描かれていたサウンドがリアルに浮かび上がります。 ★DISC 1: 12. Sugar Cane #1 ドラムのハイハット、リム・ショットが入っていないテイク。その分、非常にシンプルで基本のグルーヴがダイレクト。この後、HR畑でパワーを売りにするコージーの繊細な一面が全開です。 ★DISC 1: 13. Ice Cream Cakes #1 ギターのみが聴ける貴重なテイク。「こんなオブリガードを演っていたんだ」などなど、さすがのセンスの良さに息を飲む傑作テイクです。 ★DISC 1: 14. Glad All Over #1 本テイクと大きくは違いませんが、ベースの音量が小さめ。 ★DISC 1: 15. Highways #1 リードやソロがなく、バッキング・ギターのみ。バッキング巧者ぶりが炸裂し、これまた絶妙なフレーズの数々をリアルに体感できる超絶テイクです。今さら言葉にするのもはばかれますが、ジェフは本当に天才ですね。 ★DISC 1: 16. Tonight I'll Be Staying With You 今度は一転、主旋律のギターとバック・ボーカルのみという面白いテイク。ジェフのメロディアスなセンスが前面に出てきます。 ★DISC 1: 17-19. Going Down #1-3 ドラム・レスでベースが生々しく聴こえるテイク１、ドラムとバック・コーラスのみのテイク２、ドラム＆手拍子のテイク３。テイク１は、クライヴのベースニュアンスが克明に分かり、ランニングの粒が揃っていないのが意外。こうしたフレーズのバラつきが豊かなグルーヴにもつながっていたわけですね。テイク２・３はまるでドラムソロで、コージーファン必聴！　パワー重視なRAINBOW以降とはまるで違う繊細なドラミング、かっこよすぎ!! ★DISC 2: 1-4. Definitely Maybe #1-4 ジェフが泣きに泣く名曲を４テイク。ドラムレスでオブリガードが鮮烈に浮かび上がるテイク１、珠玉の主旋律とベースが生々しく泣きじゃくるテイク２、静寂のスタジオにジェフとコージーだけが鳴り響くテイク３、雰囲気たっぷりにジェフ、コージー、ミドルトンの天才トリオで演奏するテイク４。いずれのバージョンもジェフのギターにスポットが当たり、超名演が様々な表情を見せていく珠玉のひとときです。 ★DISC 2: 5. I Can't Give Back The Love For You #2 ギターの全トラックと、ベースのみのテイク。ストリングス隊の豊かな絡みが耳に鮮烈です。 ★DISC 2: 6-7. Sugar Cane #2-3 テイク２はドラム＆パーカッションとヴォーカルが中心で、テイク３はリズム・ギターとドラムのみ。正規盤とはドラム・パターンがまるで違い、シンプルなシャッフル・ビートになっています。これは驚き！ ★DISC 2: 8. Highways #2 これは正規盤とほぼ同じ。 ★DISC 2: 9-10. Glad All Over #2-3 ギター・ソロだけのテイク２とバッキング・ギターだけのテイク３。このカッティングのキレの良さ！　やはり巧い!!　絶品逸品の超絶テイク!!! ★DISC 2: 11. Ice Cream Cakes #2 ローズ・ピアノとワウ・ギターのみの軽いテイクで、セパレートミックスは終了します。最後に３つめ、ボーナス・トラックとしてJBG#2のサウンドボード・ライヴを２種を収録しました。わずか数種しかないJBG#2のサウンドボードの中でも、BBC放送の「POP SPECTACULAR」と並ぶ決定的なもので、音質は本編にも負けない鉄壁サウンド。特に「1971年ヘルシンキ公演」はジェフも冴えに冴えまくっており、「JBG#2のベスト・ライヴ」との呼び声も高い名演中の名演です。　本作は、名盤の別ミックスから決定的ライヴ、そして激レアなセパレートまで、JBG#2のあらゆる魅力の頂点をギュウ詰めした２枚組です。名演を分析して聴くも良し、プレイヤー個々人にこだわって聴くも良し、別バージョンとしてただ浸りきるも良し。アンダーグラウンド・アルバムの名盤中の名盤。今、再びあなたの元へ。 Various mixes and instrument recordings from the original quadraphonic master reels STEREO SBD(Superb Sound Quality!!!) Disc 1(76:57) Quadraphonic Mix 1. I Can't Give Back The Love For You 2. I Got To Have A Song 3. Sugar Cane 4. Ice Cream Cakes 5. Definitely Maybe 6. Glad All Over 7. Highways 8. Tonight I'll Be Staying With You 9. Going Down Separate Mixes 10. I Can't Give Back The Love For You #1 11. I Got To Have A Song 12. Sugar Cane #1 13. Ice Cream Cakes #1 14. Glad All Over #1 15. Highways #1 16. Tonight I'll Be Staying With You 17. Going Down #1 18. Going Down #2 19. Going Down #3 Disc 2(75:47) Separate Mixes 1. Definitely Maybe #1 2. Definitely Maybe #2 3. Definitely Maybe #3 4. Definitely Maybe #4 5. I Can't Give Back The Love For You #2 6. Sugar Cane #2 7. Sugar Cane #3 8. Highways #2 9. Glad All Over #2 10. Glad All Over #3 11. Ice Cream Cakes #2 BONUS TRACKS Ruis Rock Festival, Turku, Finland 22nd August 1971 12. New Ways/This Train 13. I Got To Have A Song 14. I've Been Used 15. Situation 16. Jody/Ice Cream Cakes Palace Theatre, Waterbury, Connecticut, USA 17th May 1972 17. Jeff's Boogie 18. Beverly Hillbillies/Jeff's Boogie Reprise