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Ray Manzarek,Robby Krieger,Doors ドアーズ/UK 2010

2002年から2007年までの「The Doors of the 21st Century」「Riders on the Storm」はカルトのイアン・アズベリーが、2008年まではフュールのブレット・スカリオンズがボーカルを務めていた中、2010年ドアーズでは新たに元スティールハートのマイク・マティエヴィックが正式加入。素晴らしい声量とパフォーマンスでドアーズ・クラシックを歌いあげており、スティールハート時代はハイトーン・ボーカルが印象的なマイクでしたが、本ライブでは中低域をメインにパワフルなボーカルでジム・モリソンを再現。そしてセットはもちろんドアーズの名曲がズラリで、レイ・マンザレクとロビー・クリーガーのオリジナル・メンバーに加え、2004年以降不動のリズム隊のフィル・チェンとタイ・デニスらが全編に渡って息のあったグルーブ溢れるプレイを披露。またこの日は特別にロンドン・フィルハーモニック・オーケストラが参加しており、コンサート全編に渡って、大掛かりなストリングス&ブラス・セクションをフィーチャーした、オリジナリティー溢れる演奏を展開。休憩をはさみ第二部の冒頭にはクリーガーのフラメンコギター・ソロが聴かれ、曲はそのままSpanish Caravanへつながり、オーケストラの参加がより効果的なCrystal Ship等でも味わい深い演奏が。そして観客も熱狂的に応えており、People Are Strangeなど各曲で大合唱も。またTouch Meのイントロにジェイムズ・ブラウンのSex Machineをはさんだり、映画音楽風のオーケストラ・アレンジが新鮮なRiders On The Stormでは中間部でレイが長めのエレピ・ソロをフィーチャーし、バックのシンフォニーサウンドとで曲をドラマチックに盛り上げるシーンも。さらにラストRoadhouse Blues、Light My Fireのオーケストラとバンドが一体となった盛り上がりは素晴らしく、アンコールのL.A. Womanはバンドだけの演奏。ファン必聴。

Ray Manzarek,Robby Krieger,Doors ドアーズ/UK 2010

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