1977年「Rumours」に伴う北米ツアーの初頭、5月21日のナッシュビル公演を、マスター・クオリティー、ステレオ・サウンドボードにて93分にわたりコンプリート収録。おそらくラジオ局ないしはバンド関係者が録音する際に、音のバランスをアンビエントのマイク収録からモニター・ミックスに切り替えたものが大元となっており、まるで近年のデジタル・ライン録音のような卓直結録音であり、カセット等のアナログを経由して録音されたことが信じられないレベル。そして全体のバランスも良好で、ファンにとっては最良の1977年音源として、永遠のマスターピースといえるもの。一部テープ・チェンジで、Gold Dust Womanと、You Make Loving Funにわずかのカットはあるものの、それ以外は曲間のカットも無く、最後にスティーヴィの声で「Thank you」と聴こえた後、1分30秒に渡り歓声と会場のアウトロが聞こえるあたりも非常にリアル。