2011年ツアーの幕開けとなった4月3日初の台湾公演を、DATオーディエンス・マスターよりコンプリート収録。デビュー50周年記念となる2011年はアジア・ツアーからのスタートで、台湾・中国2公演・ベトナム・香港2公演・シンガポールと周り、その中に日本公演も含まれるとの話もあったものの、結局見送られただけに、その内容はファンとしては気になるところ。まずオープニングはスロー・トレインから「Gotta Serve Somebody」でスタート。その後、3曲目には力強いボーカルで近年の名曲「Things Have Changed」を、さらに「運命のひとひねり」でのアレンジは素晴らしいく、「廃墟の街」では途中曲構成が崩れるのもまたディラン。そしてラスト3曲の「やせっぽちのバラッド 」「ライク・ア・ローリング・ストーン」、そして「風に吹かれて」は2010年来日公演を思い起こす、すさまじいパフォーマンスを披露。デビュー50周年を迎える2011 Never Ending Roadの記念すべきオープニングを最高のクオリティーでここに。