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Black Sabbath ブラック・サバス/California,USA 1974 & more

オジー在籍時の絶頂期と云える70年代中期のレア・ライブ音源をカップリングしたコレクターズ・エディション。まずDisc:1には、今や伝説となっている1974年4月6日カリフォルニア、オンタリオ・モーター・スピードウェイで開催された第1回「カリフォリニア・ジャム」に出演時の模様を、近年発掘されたオリジナル放送用音源マスターよりサウンドボードにて収録。当時のFMオンエアー・ソースや過去流通ではカットされていたメンバー・ソロやジャム・テイクも、全てベスト・クオリティーで収められたまさに決定版と云える音源で、その当時ならではの"Sabra Cadabra"からメンバーのソロやジャム・セッションをフィーチャーした"Supernaut"あたりになだれ込むあたりは圧巻。時期的には5作目となる「Sabbath Bloody Sabbath」リリース期で、それまでのベスト・チューンによるセットはやはりイベント・フェスならでは。そしてDisc:2&3には、翌75年「Sabotage」リリース後のUSツアーより、8月3日ロード・アイランド、プロヴィデンス公演の模様を、当時としては驚異的なオーディエンス・レコーディングにてコンプリート収録。こちらは近年ネット等で流出した伝説のテーパー、ダン・ランピンスキー所有のマスター・オーディエンス・テープよりダイレクト収録した初流出音源で、とにかく音のクリアーさや分離感といい、全体のバランスといい、当時のカセット録音としては奇跡的なもの。しかも前半やや高めのピッチやヒスノイズも最低限の処理を行っており、ネット流通とは一線を画すクオリティーにて。そしてこちらも”Sabbra Cadabra”からのロング・ジャムでは、アイオミの長尺ソロも含めて各々のソロ・パートが最大の聴きどころで、その中でメドレーでプレイされる”Sometimes I'm Happy”から”Supernaut”そして”Iron Man”になだれ込むあたりはそのサウンド・クオリティーも含めて失神もの。そして「Sabotage」からは”Hole In The Sky”に”Megalomania”、そして前作「Sabbath Bloody Sabbath」からはシンセ・サウンドが印象的な”Spiral Architect”などは、本ツアーならでは選曲で、このあたりオジーのヴォーカルも絶好調のトータル1時間40分。尚、ちなみにこの時のツアー・オープニング・アクトは大プレイク直前のKISS! まさに最もサバスが輝きを放っていた最高の時期のパフォーマンスを最高のクオリティーで。

Black Sabbath ブラック・サバス/California,USA 1974 & more

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