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Mythology Pre-Black Sabbath ミソロジー/UK 1968

1968年7月13日にイギリス・シロスの"クイーンス・ホテル"で収録された本音源は、「MYTHOLOGY最後のライヴ」として、熱心な SABBATHマニアなど一部のコレクター間では以前から有名な存在でした。本音源の由来は、キース・ジェファーソンという人物がオープン・リール・デッ キを用いて収録したテープが大元だと伝えられます。今回もたらされた元マスターも、トレーダー間に流通する音源と同様にヒスノイズやアナログノイズが非常に目立つ素材ではありましたが、ここには43年前 のオーディエンス録音というにはあまりにもはっきりとした音像で演奏が収められていました。特に明瞭な輪郭でギターやヴォーカルが浮かび上がるサウンドは 単なるファンの隠し録りとは思えない録音で、これはバンドが「解散前の最後の記念」として残したものだと思われます。今回はトレーダー間で知られる音源よりも上位ゼネレーションと判断されるこのマスターをベースとして、前述したノイズ類や素材の経年劣化を徹底的にトリートメントし、現在可能な最も聴き易い音源として仕上げています。MYTHOLOGYは1965年に誕生した"Square Chex"というローカルバンドを母体としてスタートしました。当初の"Square Chex"はメンバーの出入りが激しいバンドでしたが、ここにベーシストとしてニール・マーシャルが参加した1967年前半、MYTHOLOGYへ改称し たのを機に以前よりも安定した活動を行うようになり、'67年暮れには短いながらもヨーロッパツアーを行ったとも伝えられます。そして'68年1月から2月にかけ、トニー・アイオミ(G),クリス・スミス(Vo),ビル・ワード(Dr)が加入してラインナップが定まると、 MYTHOLOGYはニール・マーシャルを中心としたブルース・ロック・バンドとしての個性を発揮するようになります。彼らは主にカンバーランドやカーラ イル、チェシャーといったイングランド北西の地域でホテルやクラブを中心にサーキットし、ローカルな支持や人気を集めるようになりました。しかし5月末ごろに事態は急変。メンバーが警察に大麻所持の容疑で逮捕された事により活動は行き詰まり、本音源に収録された'68年7月13日(この 13日は土曜日・・・惜しい!)のシロス"クイーンス・ホテル"でのステージが、MYTHOLOGYとしての最後に演奏になったのです。ここで聴ける演奏はブルースのスタンダードやヒット曲のカヴァーが中心ですが、それぞれの曲でメタリックなエッジが立ったアイオミのギターはすでに異彩 を放っています。John Mayall's Bluesbreakersの「Steppin' Out」での軽妙さと鋭さを併せ持ったプレイはいきなり聴き所です。'90年代以降にゲイリー・ムーアが定番としたOtis Rushの「All Your Love」や、14分のロングヴァージョン「Help Me」も情念を重く引きずるようなヘヴィアレンジで、曲中やソロに挟みこんでくる細やかなプレイには、後年のSABBATHにおけるプレイで聴けるものが すでに芽生えています。Elmore Jamesのヒットで知られるRobert Johnsonナンバー「Dust My Broom」や、Jeff Beck Groupも取り上げていたBonnie Dobsonの「Morning Dew」はアレンジを変えており、より軽やかでノリの良い演奏になっています。この「Morning Dew」や「Room With A View」では独特の手数やプレイを叩き込むビル・ワードのドラミングも聴き逃せません。ラストの「Spoonful」はHowlin' WolfやCreamの演奏で知られる名曲中の名曲。ここで聴けるアイオミのギターやビルのドラムはどこか陰鬱さや気だるさを漂わせていて、特に4:00 以降は'70年代SABBATHのライヴにおけるジャムセッション・パートを思い出させます。本音源に収められたライヴを聴けば、アイオミとビルが MYTHOLOGYで得た成果がSABBATHでもいかに大きく発揮されていたか、はっきりと判る事でしょう。MYTHOLOGYが解散した頃、オジー・オズボーンがバンドメンバー募集の広告を出した事でギーザー・バトラーやアイオミ、ビルが集まり、後のBLACK SABBATH結成へ至ります。本音源はその序章として、サバス・マニアにとって絶対欠かせない音源なのです。さらに本音源には嬉しいボーナストラックとして、SABBATHがまだEARTHと名乗っていた'69年の貴重な音源を追加収録しています。これら4ト ラックは2009年にリリースされた「L.A. FORUM 1971」(Shades)でも聴けましたが、今回はもちろんリマスターされており、より聴き易いアップグレード版としての収録です。このうちNorman Hainesによって書かれた「The Rebel」と「When I Came Down」は'69年当時のデモとしてはっきりと確認されており、4つめの「Early One Morning Blues」も海外のマニアによる検証で、'69年にスコットランド・ダンフリーズでのライヴにて収録された音源という説が定まっています。しかし3つめの「Thomas James」については、上記した海外ファンの調査によって「フェイクである」という見方が有力になっています。それでもこの8分を越えるスリリングなフ リー・ジャム風のインストは存在自体がひとつのテイクとして面白く、興味深い内容になっています。そこで今回はあえてこのテイクを残し、フェイクという説 が有力だという事をご了承の上で「同時期に登場したテイクのひとつ」として、割り切ってお楽しみ頂きたいと思います。サバスがサバスとなる前夜に記録された、貴重なライヴとレアテイクがここに結集しました! サバスの極初期ライヴを解き明かす「BERLIN 1970」・「LOST BERLIN TAPE」と併せ、本作はサバス史検証の重要なヒントを与えてくれます。熱心なサバス・ファンは当然ながら絶対必聴ですが、そうでない方々にも'60年代 ロックの重要音源として、この機会にぜひお楽しみ頂きたい逸品です! Live at Queens Hotel, Silloth, UK 13th July 1968 AMAZING SOUND 1. Steppin' Out 2. Top Of The Hill 3. All Your Love 4. Help Me 5. Dust My Broom 6. All That Jazz 7. Room With A View 8. Morning Dew 9. Spoonful Chris SMith - Vocal Tony Iommi - Guitar Neil Marshall - Bass Bill Ward - Drums Earth 1969 Demos 10. The Rebel 11. When I Came Down 12. Thomas James 13. Early One Morning Blues Ozzy Osbourne - Vocals Tony Iommi - Guitar Geezer Butler - Bass Bill Ward ? Drums

Mythology Pre-Black Sabbath ミソロジー/UK 1968

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