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今回は11月９日から11月13日の間に４公演ありましたが、本作は初日「2015年11月９日武道館公演」のオーディエンスアルバムです。開演前に会場に流れるAC/DCの「Shoot The Thrill」からしてビビッドでクリア。さすがに開演前BGMは遠くになってるのが普通ですが、ベースも図太く、ドラムもしっかりと迫力がある。ライヴが始まる前からここまで高音質だと逆に不安になるのですが、いざ開演するとさらなるハイクオリティ・サウンドで新曲「Let's Go」が響き渡る！　プラグを脳に突っ込むようなダイレクト感というよりは、武道館の独特な空間を感じさせるタイプではありますが、楽音の芯は図太く、しっかりと真っ直ぐ届く。その芯を優しい残響と拍手が包み込むタイプのサウンドです。ポイントは、その響きの美しさ。特に低音は艶やかで、武道館の床や壁を轟かすヴァイブレーションまでもが細やかに、そして優しく伝わるような録音なのです。アルバムのブランクが長いことでも知られるDEF LEPPARDでも、最長となる７年ぶり（現代の基準では普通でしょうか）のオリジナル新作「DEF LEPPARD」を引っさげた今回のツアー。10月末に新作がリリースされたばかりなのですが、実はツアー開始は半年以上前の４月15日。カナダ→ヨーロッパ→北米→オーストラリアと、既にたっぷりと世界を回っており、堂々とこなれた演奏ぶりを聴かせてくれます。セットリストは新曲「Let's Go」の他にもお楽しみが盛りだくさん。もちろん、「HYSTERIA」までの大定番を軸としてはいますが、「YEAH!」の「Rock On」、「MIRROR BALL」の「Undefeated」といった近年の曲、「EUPHORIA」の「Paper Sun」、サントラの「Two Steps Behind」、「ADRENALIZE」の「Let's Get Rocked」を要所に盛り込む。長い歴史を併走してきたファンに贈るヒストリカルなライヴが繰り広げられる。癌が再発し、治療しながらツアーを続けるで心配されるヴィヴィアン・キャンベルもいつも通り、何の問題も感じさせません（ちなみに、彼が癌の再発を公表したのは６月20日。６月23日・25日のショウは代役が務めましたが、一週間後の27日には復帰。以降、タイトなツアーをこなし続けています）。わずか５日間の期間に４回だけのライヴではありましたが、再び元気な姿を見せに来てくれたDEF LEPPARD。本作の最後には「俺たちを忘れないでくれよ。俺たちはお前らを忘れないぜ！」と宣言して帰るジョー。次に彼らに会えるのはいつなのか、そのときもヴィヴもいるのか。まだ分からない事だらけです。ただ、確実に言えることは、今回のツアーは数あるDEF LEPPARDの来日公演でも大好評のライヴだったこと。そして、それは本作からも十二分に伝わってくること。これから各地の録音も飛び出してくるでしょうが、まずは初日のハイクオリティ・アルバムをお楽しみください！ Live at Budokan, Tokyo, Japan 9th November 2015 PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1(58:12) 1. Pre Show Music 2. Let's Go 3. Rock! Rock! (Till You Drop) 4. Animal 5. Let It Go 6. Foolin' 7. Paper Sun 8. Love Bites 9. Armageddon It 10. Rock On 11. Undefeated Disc 2(52:16) 1. MC 2. Two Steps Behind 3. Rocket 4. Bringin' On The Heartbreak 5. Switch 625 6. Hysteria 7. Let's Get Rocked 8. Pour Some Sugar On Me 9. Rock Of Ages 10. Photograph

拡大表示	Def Leppard デフ・レパード/Tokyo,Japan 11.9.2015 販売期間: 価格: 1,940円 (税込) 購入数: 個 在庫 在庫あり 返品についての詳細はこちら この商品について問い合わせる