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Michael Schenker,Whitesnake,Scorpions/Tokyo,Japan 1984

1984年8月11日「スーパーロック '84」西武球場初日公演より、スコーピオンズ、マイケル・シェンカー・グループ、そしてこの日トリを務めたホワイトスネイクのライブを、いずれもマニア驚愕のオリジナル・マスター・カセットより極上オーディエンス・レコーディングにて全てコンプリート収録。まずスコーピオンズは冒頭、音がやや遠いですが、2曲目付近で安定。レベルの高いマイクで録音したのは明らかで、低音が効いた太く効き応えのあるサウンドで収録されており、聴き応え満点。全体を通したまとまりのある演奏振りは当日のバンドの中でもベストで、グルーブの効いた最高のライブをここに。そしてMSGは安定した素晴らしい高音質で70分完全収録。レイ・ケネディの絶叫MCからスタートし、まだ明るい時間の球場に響き渡ったCaptain Nemoの素晴らしい音質は鳥肌もの。ただレイのホーカル・スタイルがMSGに全く合っておらず、かなりメチャクチャで、これには会場のファンも愕然。しかし正確無比なマイケルのプレイはどの曲でも実に素晴らしく、ラストのDoctor Doctorではクラウス・マイネとルドルフ・シェンカーが飛び入り。そして大トリのホワイトスネイクは約76分の最長収録。オフィシャルビデオでもお馴染みの公演で、生々しいオーディエンス録音で当日のライブの全てをここに再現。とにかくニール&コージーのプレイが最高なうえ、ボーカルは終始クリアーに収録。Love Ain't No StrangerからはPAからの全体のバランスも良好になり、特にReady An' Willing3分台のドラムオンリーのパートは凄い迫力。そしてCrying In The Rainではサイクスの素晴らしいイントロから曲後半にかけてのバンドが一丸となったパフォーマンスを披露。またコージーのドラムソロの紹介での観客席の興奮とどよめきはあまりにリアル。テープ・チェンジがドラムソロ終演後にありますが、ほとんど問題なしで、ビデオ以上に生々しく、最後のアンコールWalking In The Shadow Of The Blues でのサイクスの流れるような高速ソロも聞きどころ。あの日の感動が蘇る、日本のハードロック史上、最高のイベント・ライブの素晴らしいドキュメント・タイトル。

Michael Schenker,Whitesnake,Scorpions/Tokyo,Japan 1984

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