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Michael Schenker Group マイケル・シェンカー/Assault Attack Demos

1982年初頭から夏にかけてのM.S.G.はまさに"混乱"の一語に尽き、最終的にコージーがグラハム・ボネットに声を掛け、彼を迎える事で再始動となることに。そしてそのグラハムの参加前、1982年2月から4月にかけてバンドはマイケル,コージーそしてクリス・グレンの3名のみで、次回作への準備としてリハーサルと作曲セッションを開始。本タイトルはそのセッションを、コージーが所有していたオリジナル・カセット・マスターからダイレクトにCD化したもので、収録時間は55分間ながら、貴重なテイクを、最高レベルのサウンドボード音源にて収録。なお、収録内容は下記の通り。 1. Unreleased Track #1  マイケルがミドルテンポのダークなリフを刻み、コージーが叩きまくる5分間。熱の篭ったジャミング風セッションからひとつの曲を生み出す手がかりを探っているようなテイクです。演奏は整理されていませんが、聴き手は渦巻く熱気をリアルに感じられるでしょう(3分台に出現するマイケルのソロも切れ味と迫力に満ちています)。エンディングでは「Armed And Ready」のキメが用いられ、びしっと締めているのも面白いです。 2. Samurai  「ASSAULT ATTACK」でも印象深い「Samurai」の原型。前半から中盤にかけてはアルバムで聴ける形がすでに出来つつありますが、コーダはまだ手さぐりで、マイケルは延々とソロを入れています。コージーも「負けられない」とばかりにお得意のロールやオカズもバシバシ叩き込み、ジャムセッションの面白さを満喫できるテイクです。演奏後(一瞬ながら)入っているメンバーの談笑も聞き逃せません。 3. Dancer  ここではコージーがプレイせず、マイケルとクリスが「Dancer」のリフと進行をプレイしています。まだ初期だけに曲構成がアルバムとは違う印象ですが、この段階でマイケルのギターリフはほぼ来上がっています。この曲はM.S.G.でも異色のポップ・ナンバーのため「グラハムが入ったから作られた」と思われていますが、グラハム参加に先立って出来つつあったという事実は重要です。 4. Desert Song  アルバムとは違ってギターの導入部は出来ておらず、コージーのドラムから曲はスタート(ここで楽しそうな声がうっすら聞こえます)。しかしギターソロのメロディはこの段階で形になっており、イントロと中間部の「静かなパート」を除いて曲自体はほぼ完成に近いといえます。このナンバーは元々インストを想定していたという説もあるほどで(送られてきたデモにグラハムが歌を載せてしまい、それが良かったため採用になった、との事)、このままインストで完成された同曲を想像しながら聴くのも面白いでしょう。 5. Unreleased Track #2  冒頭に炸裂するマイケルお得意の切れ味鋭いギター・ソロがいきなり聴き手をノックアウトします。「いかにもマイケル!」と言いたくなるミッドテンポのリフが力強く全体を牽引し、ノリの良いコージーのドラムも聴き応え満点。クリスのベースが心地よく響き渡るのも印象的です。 6. Rock You To The Ground  この曲も「Desert Song」や「Dancer」のリフのように、この時点でほぼ仕上がりつつあります。構成・アレンジ共にかなりまとまっており、ギターソロでも完成版で聴けるメロディを確認できます。グラハムもこれと同様のバッキングを聴きながら歌入れを行ったのではないでしょうか? なお、エンディングの後でコージーが「Feels Like A Good Thing」のようなリズムを刻んでいる事から、録音時はこのまま別のジャムへと流れ込んだ可能性もあります。 7. Broken Promises  メインリフと曲展開はほぼ固まっている印象ですが、コージーのプレイがこれまでと違って明らかに手探りなのが特徴。彼のクセがよく現われたテイクでもあり、最良のリズム・パターンを模索して叩いていたのかも知れません。本テイクもうひとつの特徴は2分台以降にフィーチャーされるキーボード。コージー在籍時はトミー・アイアーの参加前なので、ここは離脱前のポール・レイモンドがプレイしている可能性もあります。マイケルのソロも気楽なセッションとは思えない真剣なプレイ。8分間を越える本作最大のヤマ場です。 8. Unreleased Track #3 (Feat. Samurai mid-part riff)  このナンバーは「Samurai」中間部分のフレーズをリフとして用いています。先に出た「Samurai」のセッションは完成版と中間部の構成が違っていた事を考えると、これらは元々別の曲になるはずだったのかもしれません(展開にフックをつけるために両者が混合された、とも考えられます)。またこのトラックは明らかにギターが2本存在し、同時に弾いているのが判ります。「Broken Promises」でのキーボードといい、このセッションにはやはりポール・レイモンドがいた可能性があります。 9. Unreleased Track #4  マイケル,コージー,クリスの3人によるプレイはこれまでと同一ですが、この曲のみソロの部分でマイケル本人によるギターによる多重録音が行われているようです。キチンとエンディングのキメも決まっており、曲として完成されれば面白いナンバーになった事でしょう。M.S.G.としては「Dancer」同様に異質といえるリフ・チューンで、これまでの音楽性よりさらに前進しようと試行錯誤していたのが判ります。 10. Band Meeting  メロディを口ずさんだり「いいね。キャッチーだ」と(おそらくコージーが)話している、スタジオ内での楽しそうな会話。、10秒程度ですがセッションのポジティヴなムードが伝わります。 11. April Fool (Girl From Uptwon)  シングル「Dancer」のB面曲として使用されたナンバー。曲構成・アレンジ共に完成の域に近いテイクで、そのまま歌入れが出来そうなくらいの印象です。同曲のみ「APRIL FOOL」と書かれたテープに入っており、(推測ですが)4月1日にレコーディングされたのでこのタイトルになったのではないかと思われます。 なお、ここにはタイトル曲の「Assault Attack」や「Ulcer」などが含まれておらず、すでに存在していたもののこのテープには収められなかったのか、それとも未完成だったのかは不明ながら、この点も「ASSAULT ATTACK」の成り立ちを考える上で重要なポイントと言えるもの。そしてこのセッション周辺でグラハムがバンドに参加し、マイケルとグラハム、そしてコージーのラインナップとなるものの、コージーはグラハム参加直後の4月中には脱退。さらにグラハムもアルバムこそ完成させたものの、コージー脱退でモチベーションが低下し、マイケルとの性格の不一致も手伝ってすでに脱退がちらついており、その混乱は、同年のレディング・フェスティバルまで続く事に。ファンならば誰もが聴きたいと願った「ASSAULT ATTACK」におけるコージーとマイケルの共演を、デモ・セッションとはいえ体験させる本作は、ファンならば絶対必聴永久保存盤。 1. Unreleased Track #1 2. Samurai 3. Dancer 4. Desert Song 5. Unreleased Track #2 6. Rock You To The Ground 7. Broken Promises 8. Unreleased Track #3 feat. Samurai Mid-Part Riff 9. Unreleased Track #4 10. Band Meeting 11. April Fool(Girl From Uptown)

Michael Schenker Group マイケル・シェンカー/Assault Attack Demos

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