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Michael Schenker マイケル・シェンカー/Kanagawa,Japan 1984

M.S.G.が1983年に発表した「BUILT TO DESTROY」では、アメリカ進出を考えるマネージメントから、アルバムのリミックスと、サイドメンバーとしてのデレク・セント・ホルムズ加入が求められ、ツアー開始まで波乱が続きました。'83年秋のヨーロッパ・イギリスツアーこそデレクを含む6人体制でスタートし、このメンバーで公式ライヴ作品「ROCK WILL NEVER DIE」が製作されましたが、イギリスツアー終了後にデレクは結局脱退。'84年1月に予定されていたジャパンツアーは、元の5人編成で行なわれる事になりました。しかしこの'84年1月の再来日こそ、'80年代初めのM.S.G.にとって最も安定し、一体感のあるパフォーマンスを見せたツアーでもありました。'81年や'83年と較べてゲイリーのヴォーカルは明らかに上達し、気心の知れたクリス・グレンとテッド・マッケンナのリズムもタイト。マイケルの状態も良く、各地で素晴らしい演奏を聴かせました。本作ではそのジャパンツアー初日の横浜公演を、オープニングから波乱のラストまで、優れたオーディエンス・マスターを元に完全収録しています。会場におけるPA設定の関係か、「Captain Nemo」などライヴ前半でやや低音の入力が強いのですが(50秒目 - 1分目付近で録音者の調整が入り、良好になります。)、高音の抜け全体の見通しは最初から良好で、聴き手にマスター・クオリティを確信させます。来日初演ながらバンドの演奏は優れていて、「Rock My Nights Away」そして「Are You Ready To Rock」から、シャープでメロディアスな当時のM.S.G.らしい演奏を楽しめます。この日はゲイリー・バーデンの歌も良く出ていて、「Cry For The Nations」や「On And On」といった定番はもとより、上記した「Rock My Nights Away」ほか、「I'm Gonna Make You Mine」・「Still Love That Little Devil」などの新曲でもアルバム並みにしっかりと歌えているのが特徴。マイケルのギターも絶好調で、「Attack Of The Mad Axeman」に「Armed And Ready」などでは冴え渡るギターソロを炸裂させています。特に「Into The Arena」でのスリリングな前半とメロウな後半の対比は見事で、この日の好調ぶりを強烈に印象付けています。充実した演奏にオーディエンスも熱狂的な反応を見せ、お約束の「Doctor Doctor」では会場中が大合唱してライヴのハイライトを盛り上げています。本ライヴ最大の聴き所はアンコール1曲目で取り上げられる「Looking For Love」。'83年秋のヨーロッパツアーではセット入りしていたものの、年が明けた来日ではこの初日ぐらいしか演奏されていません。好調なバンドの演奏も聴き応え満点で、ここはファンを大いに興奮させるでしょう。 しかしアンコール2曲目の「Rock Bottom」で、マイケルに思わぬアクシデントが降りかかります。オープニングからここまで素晴らしい演奏を聴かせてきたバンドに興奮しすぎたのか、とある観客が同曲の2分台でステージにライターを投げ込み、それがマイケルを直撃してしまったのです。負傷したマイケルはステージを去り、このため「Rock Bottom」は3分程度で締めくくられ、ライヴも打ち切られてしまいます。「ライターが投げられてマイケルの頭に当たった事で、コンサートの続行が不可能になりました」とアナウンスする関係者、鳴り止まない大ブーイング・・・・・・録音からは会場の不穏な空気まで生々しく伝わってきます。ファンならばご存知のとおり、マイケルはUFOで来日した'98年4月や「TALES OF ROCK'N'ROLL」ツアーの'06年11月など、日本で何度か"ライヴ放棄"を起しており、この'84年1月の"ライター事件"もそれらとワンセットで語られています。他にもマイケルのライヴではアクシデントがしばしば起こりますが、これほど緊迫感のある録音も、ちょっと珍しいのではないでしょうか。しかしこの'84年はアクシデント発生までバンド全体がクオリティの高いショウを披露しており、ライヴ冒頭からマイケルが精彩を欠いていた'98年や'06年とは、経緯からして根本的に異なっています。すなわち本録音はこのショウが"アクシデントありき"ではなく、"優れた演奏で記憶されるべき"だと悟らせるライヴ・ドキュメンタリーなのです!このライヴを皮切りに、大阪公演の「EVE OF DESTRUCTION」や、同時期ライヴ音源の大定番である「THE MOVING ELEMENT」、そして最終日となった名古屋公演の「SYSTEMS NEVER FALLING」と聴いていけば、M.S.G.の1984年1月の来日はほぼ万全。バンド・ヒストリー上でも特筆されるライヴを、未聴の方には「EVE OF DESTRUCTION」とともに、是非お楽しみ頂きたいと思います! Live at Yokohama Bunka Taiikukan, Yokohama, Japan 11th January 1984 TRULY AMAZING SOUND(from Original Masters) 1. Intro. 2. Captain Nemo 3. Rock My Nights Away 4. Are You Ready To Rock 5. Cry For The Nations 6. On And On 7. Attack Of The Mad Axeman 8. Member Introduction 9. Into The Arena 10. Courvoisier Concerto 11. Rock Will Never Die 12. I'm Gonna Make You Mine 13. Still Love That Little Devil 14. Armed And Ready 15. Doctor Doctor/Thank You Jam 16. Looking For Love 17. Rock Bottom 18. Announcement Michael Schenker - Guitar Gary Barden - Vocal Chris Glen - Bass Ted McKenna ? Drums Andy Nye ? Keyboards

Michael Schenker マイケル・シェンカー/Kanagawa,Japan 1984

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