ランディが母ドロレス・ローズの営む音楽教室“MUSONIA MUSIC SCHOOL”でギター講師を務めていたときの様子を伝える、貴重な同録音源ブートです。録音月日は1978年7月5日で、ば時期的にはオジーのオーディションを受ける直前になるでしょうか。彼が通常どのようなスタイルでギターを教えていたのかは不詳ですが、ここで聴けるレッスンは複数人を相手にした授業形式ではなく、タイトルにプライベート・レッスンとあるように特定の生徒を対象にした個人指導形式のものです。トラック1?3にわたって「流麗なソロを弾いてみせるランディ師と、つたない指遣いで必至にそれを追いかける生徒N」という構図が展開されています(一部に「ヘヴィでグッとくるバッキングを弾くランディ師と、それにつたないソロを乗せる生徒N」という風景も)。速いパッセージをゆっくりと、音が拾える速度で弾いてみせてくれている点など、ランディ・フレーズの解析には重要な材料となる音源と言えるでしょう。