1984年「スーパー・ロック'84 」初日、8月4日ナゴヤ球場公演のトリを務めたホワイトスネイクのライブを72分に渡って高音質オーディエンス録音で完全収録。トレーダー間でも一切出回っていないオリジナル・マスター・カセットをダイレクトに使用したファン必聴盤が登場です。音質・演奏内容、ともに極上。2曲目のGuilty Of Love終演後のカヴァーデイルのMCで、 「Thousand Apologies」という言葉とともに、セットアップに時間がかかりショウの開始が遅れたことへの謝罪が行われます。コージーのドラムが冴えまくるLove Ain't No Strangerはボーカルのエコーの配分も生々しく、聴き応え満点です。迫力あるReady An' Willing 、Slow An' EasyとCrying In The Rainでは、カヴァーデイルのキャリア中屈指の最高峰のボーカルを堪能できます。Crying In The Rainの後半インストパートの迫力ある演奏はファン必聴。(この曲のエンド付近で音像がやや揺らぎます。)コージーのMarsドラムソロは、ドラマチックなオーケストラSEと派手なライティングが演出するスペクタクルなもので、生々しいサウンドから観客が固唾をのんで見守っている様子が伝わってきます。Ain't No Love In The Heart Of The City のエンドパートでデヴィットは「名古屋」という言葉を入れて長めに情感豊かに歌います。(モニターの調子が悪いのか、カヴァーデイルが歌い切っていないのに、コージーがエンドのドラムを入れてしまいます。)ラストを締めるWalking In The Shadow Of The Bluesでは全員が一丸となったプレイが聴け迫力満点、中間でサイクスが物凄いソロを披露します。分離感の良い肉厚な高音質サウンドでこの時期の貴重なライブを完全収録したファン必聴の一枚。