1983年「Saints & Sinners」に伴う日本ツアーより、2月12日宇都宮文化会館公演と、2月21日名古屋・愛知県立体育館公演を、オリジナル・マスター・カセットより高音質オーディエンス・レコーディングにて収録。まずDisc:1&2には宇都宮公演からオープニングからメインセットのエンドのFool For Your Lovin' までを収録。レベルの高いマイクで録音されたのは明らかで、音質は非常に良好、デヴィッドのボーカルも終始ウルトラ・クリアーで、コージーのドラム、達者なプレイを聞かせるコリンのベース・プレイもはっきりと。特にクラシックなHere I Go Againでは、力強いボーカル、味わい深いバンド・アンサンブルに感動。一部Lovehunterの途中で、音が遠くなるものの続くベースソロはライン録音並で。またこのエンディングではアドリブ風のブルージーな展開が聴かれ素晴らしい聴き所に。そしてコージーのソロ、Ain't No Love、そしてラストのFool For Your Lovin' で感動的に終演。さらにDisc:3&4の名古屋公演は、3曲目のReady An' Willingの前半からの収録。こちらもかなりオンな音で収録されており、ツアーを経て、より強固になったバンドアンサンブルは素晴らしく、演奏は終始聴き応え満点。またDon't Break My Heart Again の終演後に、会場内で派手な爆竹が鳴らされ、直後デヴィッドが「そこ、大丈夫か?馬鹿なことをするな」というMCも。ピアノからブルージーにスタートする感動のThank Youに続く、大盛り上がりのWine Women An' Song、そして会場に響き渡るWe Wish You Wellまで、安定した録音でしっかりとドキュメントしたマニア必携盤。