「DEFINITIVE GLASGOW 1984」は“唯一のサウンドボード”でしたが、「6人編成」には、もう1つの放送音源があります。それが本作です。「放送音源ならラインじゃないのか?」と思われる方も多いかと思いますが、放送局がオープンエア・マイクを使って収録したもので、サウンドボートではありません。しかし、ラジオ放送された(“We Wish You Well”ではDJも入ります)ことが証明しているように、そのサウンド・クオリティは実に実に素晴らしく、30年経った現在でも一部で「サウンドボード物」として取引されるほどです。それもそのはず、収録しているのは一般客ではない放送スタッフ。理想のロケーションでプロ仕様のアンビエント・マイクを使い放題なのですから、最高の録音になるべくして録られている。言わば、“プロフェッショナルなオーディエンス録音”なのです!(余談ですが、ノッティンガム公演を収録した2CDの「SHARWOOD LEGEND(Langley Deluxe 011)」は、贅を尽くした本作ですら叶わなかった高みに到達したスーパー・オーディエンス。本物の奇跡です。80年代の客席録音が成しえた頂点を体験されたい方は、ぜひそちらもチェックしてください!)ハイクオリティな放送物だけに「RIGHT TO THE TOP」など、古くからブートレッグ化されてきましたが、中でも決定盤として長年君臨していたのがLANGLEY時代の「BAND OF GYPSIES」でした。本作は、その伝説の「BAND OF GYPSIES」マスターを、現代の技術でリマスターしたもの。「でも、プレスしないんだから大したことないんだろ?」と侮らないで頂きたい。本作がプレス化を逃した理由はただ1つ。「新マスターではないから」だけ。もし、1世代でも若いジェネが発見されたら即プレスは間違いない名録音中の名録音です!!実際、タメ息までダイレクトに響くカヴァデールのヴォーカル、豊かな低音を証明したがっているかのようなドラムソロのスペクタクル、ウェンブリーの大会場を席巻する「Don't Break My Heart Again」のサイクス・ソロ………スタッフですら歌わずにいられなくなる大感動の「Ain't No Love In The Heart Of City」で、「そうだ、オープンマイクだったんだ」と我に返るほどです。「DEFINITIVE GLASGOW 1984」は、デモや「US MIX」ですら実現しなかった「6人編成」のラインが聴ける絶対盤ですが、如何ともしがたいのは放送枠の都合による短さ。しかし、本作は放送音源でありながらジョン・ロードのソロタイムや即興ヴォーカルのブルース、さらには「We Wish You Well」までバッチリ押さえたフルスケール収録。しかも、ライヴ自体も「DEFINITIVE GLASGOW 1984」の次のショウで、わずか2日後。本編を補いつつ、当時の白蛇の完全に伝えてくれるパーフェクトなボーナスなのです!「6人編成」の放送音源/プロ収録は、本編プレスのグラスゴウ公演と本作のウェンブリー公演だけです。鉄壁のライン録音「DEFINITIVE GLASGOW 1984」、“客席録音の奇跡”と激賞された「SHARWOOD LEGEND」を向こうに回しても一歩も引かない、“WHITESNAKE 1984”絶対の名録音が一気に手に入る絶好のチャンス、ぜひお見逃しなく! Live at Wembley Arena, London, UK 3rd March 1984 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND Disc 1(43:31) 1. Gambler 2. Guilty Of Love 3. Ready An' Willing 4. Love Ain't No Stranger 5. Here I Go Again 6. Slow An' Easy 7. Crying In The Rain 8. Soldier Of Fortune Disc 2(44:52) 1. Keyboard Solo 2. Drums Solo 3. Ain't No Love In The Heart Of City 4. Fool For Your Loving 5. Need Your Love So Bad/Thank You Blues 6. Slide It In 7. Don't Break My Heart Again 8. We Wish You Well David Coverdale - Vocal John Sykes - Guitar Mel Galley - Guitar Jon Lord ? Keyboards Neil Murray - Bass Cozy Powell ? Drums