2015年来日6公演の、最終日となる11月2日東京公演を、バンド・メンバーがステージ上で使用していた、モニタリング用非圧縮のマルチ・イヤーモニター・ソースによるライン音源と、フロント・ローからのデジタル・オーディエンス・マスターを、完全フル・マトリックスし、コンプリートしたタイトルがここに。まず特筆すべきは、近年同レーベルより各種IEMマトリクス音源がリリースされてきた中、使用機材・マスタリング環境といった、音質面を左右する重要なファクターが飛躍的な進化を遂げたことにより、今回の来日公演全て、もう完全に流出ステレオ・サウンドボード音源レベルのクオリティー。そして各メンバーが使用する各々ミックス・バランスの異なる複数のIEMソースと、オーディエンス・ソースを絶妙のバランスでステレオ・ミックスしたサウンドは、デイヴィッドのヴォーカルをセンターに、左右に完璧なセパレートで分離したジョエル&レブのツイン・ギター、バンド・サウンドの屋台骨を支えるトミー&マイケルのリズム・セクション、そしてコーラスとキーボードで活躍を見せる新加入のミケーレと、バンドが繰り出す全ての音を、完璧な分離と定位で収録しており、当然耳障りなオーディエンス・ノイズなども皆無。そして2週間にわたるジャパン・ツアーを締めくくったこの日の東京国際フォーラムでのライブは、ここまで変化なしで臨んできた磐石のセットリストに、ついに変化が見られ、まずオープニングが「紫の炎」から「嵐の使者」へとつながり、終盤も「Is This Love」「Fool for Your Loving」「Here I Go Again」のクラシック3連発で本編はエンディング。さらにアンコール・ラストには「Still of the Night」で終わりかと思いきや、来日公演初プレイとなる「Bad Boys」が満を持して、この最後の最後に初登場。なおここではデイヴィッドが客席へと降り立つというフィナーレにふさわしい演出もなされることに。さらにボーナス・トラックとして、当日開場前のサウンドチェックも約1時間にわたり追加収録。マイナー・チェンジが施されたセット進行の確認と、「Bad Boys」の入念なリハーサルなど、真剣な中にもリラックスした雰囲気で行なわれている様子は、ファン必聴のテイク。 CD 1 : 01. Opening (Whole Lotta Sex Machine/My Generation) 02. Burn 03. Stormbringer 04. Love Ain't No Stranger 05. The Gypsy 06. Give Me All Your Love 07. You Keep on Moving 08. Ain't No Love in the Heart of the City 09. Guitar Solo (Reb Beach & Joel Hoekstra) 10. Mistreated 11. Blues Harp Session (Michael Devin) 12. You Fool No One 13. Drums Solo (Tommy Aldridge)/You Fool No One Reprise CD 2 : 01. Band Introduction 02. Soldier of Fortune 03. Is This Love 04. Fool for Your Loving 05. Here I Go Again ?encore- 06. Still of the Night 07. Bad Boys 08. Closing (We Wish You Well) [Live at Tokyo International Forum, Tokyo, Japan 2nd November 2015 : Multiple IEM Sources + EX-Audience Source = Matrix Recordings] 09. Burn Intro 10. Burn Outro/Stormbringer 11. Ain't No Love in the Heart of the City 12. Is This Love/Fool for Your Loving 13. Bad Boys 14. Mistreated Outro 15. Burn Outro/Stormbringer Intro 16. Bad Boys 17. Soldier of Fortune 18. Reb Beach Guitar Solo [Soundcheck at Tokyo International Forum, Tokyo, Japan 2nd November 2015]