ヨーロッパの「WINGS OF TOMORROW」完全再現ライブの実現と同等、いや一部のファンにとってはそれ以上のインパクトを与えたトリートの25年ぶりの来日の報。大阪でのライブをより完全な形で楽しんで頂くためにトリートのライブお届けします。録音者はヨーロッパと同じく「西日本最強テーパー」氏。はっきり言ってメインのヨーロッパよりトリートの方が音質が良いんじゃないのと聞いたファンが驚くくらいの怒涛の高音質!録音ポジションもヨーロッパと同じ2階指定席最前列。距離感皆無のダイレクトなド迫力サウンドです。録音者の周りにトリートファンがいなかったんじゃないの?と思ってしまうくらいオーディエンスノイズも皆無です。超高音質音源です。北欧のボンジョヴィ、ポストヨーロッパの最右翼と言われたトリートは80年代に数々の名作を発表しキャッチーでメロディアスな音楽は北欧メタルファンを大いに魅了しました。90年代に入りメタル不遇の時代にはその荒波に飲み込まれ解散するも2006年の再結成後はコンスタントに活動を続けていましたが、近年「最良の時期に幕を引きたい」と今回の結成30周年を記念するツアーをもって解散することを宣言しています。また見れるであろうヨーロッパではなく、もう見れないであろうトリートを見るために各会場に多くのファンが訪れたのも事実。そんなトリートは我々にどんな“最後の一撃”を与えたのでしょうか。ライブは再結成作にして最高傑作と評される「COUP DE GRACE/最後の一撃」からの「Prelude - Coup De Grace」?「The War Is Over」のアルバム通りの流れでスタート。マッツ・レヴィンがボーカルをとった迷作「TREAT」を除く、ベストアルバムのみのレア曲「I Burn for You」までをも含む全アルバムからチョイスされたセットリストは正にベストオブトリート!北欧メタルの歴史を彩る珠玉の名曲が次から次へと繰り出されるライブは持ち時間の60分を超える大熱演。最良の時期に幕を引きたいといったバンドの言葉が嘘ではないのがよく判る今が新たな全盛期と言っても過言ではない充実のライブを我々に見せてくれました。これぞ北欧ボイス、ロバート・アーンルンドの甘く少し頼りなさげな歌声もあの頃のまま、かつてジョーイ・テンペストがその作曲センスに脅威を感じると言い今や日本の国民的アイドルグループに楽曲提供を行うまでになった天才ソングライター、アンダース・ヴィクストロムのギタープレイもキラリと光っています。やはりトリートといえば「Get You on the Run」と「World of Promises」につきます。今回のライブでもハイライトとなった北欧メタル史上に残るこの名曲が持つ美しいメロディはバンドがシーンから消え去っても永遠に残っていくでしょう。多くのファンが絶賛した北欧メタルを体現したトリートの日本での有終の美をとくとお楽しみください。あなたの耳に強烈な最後の一撃を与えてくれます。 Namba Hatch, Osaka, Japan 14th January 2015 ULTIMATE SOUND(from Original Masters) (67:12) 1. SE.Prelude - Coup De Grace 2. The War Is Over 3. Ready for the Taking 4. Paper Tiger 5. Rev It Up / Party All Over / Too Wild 6. I Burn for You 7. We Own the Night 8. Sole Survivor 9. Roar 10. Gimme One More Night 11. Get You on the Run 12. Conspiracy 13. Skies of Mongolia 14. World of Promises Robert Ernlund - Lead vocals Anders Wikstrom - Guitars, vocals Jamie Borger - Drums, vocals Patrick Appelgren - Keyboards, guitars, vocals Fredrik Thomander - Bass, vocals