1987年、クリスチャン・メタル・バンドとしては初のプラチナ・アルバムに輝いた「To Hell With The Devil」に伴う2度目の日本ツアーより、7月3日中野サンプラザ公演を、オリジナル・マスター・カセットをダイレクトに使用したハイクオリティー・オーディエンス・レコーディングにて収録。良く通る伸びやかなボーカルとギターリフ、ダイナミックなコーラスアレンジと、80年代らしいメロディックなメタルサウンドは今聴いても非常に新鮮で、サンプリングやテクノロジーを駆使したステージのため、ライブでは、スポンテニアスなプレイとは間逆の、かっちりした演奏ですが、のちにボストンのボーカルを務めるマイケル・スィートの見事な声量とコントロールで聴かせる、安定した存在感抜群のパフォーマンスは聴き応え満点。また中盤ではベース、ドラム、ギターのそれぞれのソロタイムも用意され、その後の後半の代表曲連発の盛り上がりは凄いものが。特にBattle Hymn Of The Republic、そしてアンコールのSing-Along Songのダイナミックな盛り上がりはファン必聴。