“黄金の4人”のライヴは「3月5日」「3月19日」「4月8日」「4月9日」の4回のみ。1・4公演目は2CD、2公演目はDVDR堪能できますが、そうなると“残る3公演目”も気になるのが人情。そこで、真っ先に手に入れてくださる熱心なマニアのため、貴重なライヴ・アルバムをご用意いたしました!本作に収められているのは、3回目の「4月8日」。この日は、名録音や歴史的映像として知られる他3公演の陰に隠れがちで、4回の中でもっともコレクトが難しい音源です。そもそも知名度が低いですし、見つかっても極端にピッチが狂っていたり、単に別日の劣化マスターであることも珍しくない。実にマニア泣かせの録音なのです。もちろん、本作は間違いなく他3公演とは異なる「4月8日」ですし、その貴重マスターに可能な限りのピッチ補正とノイズ除去などのマスタリングを施しました。さすがに歴史に名高い他3公演とは比較できないクオリティではありますが、ライヴの中身はまったく引けを取らず、「世界一速いバンド」との名声を打ち立てていたバンドの勢いそのまま。“黄金の4人”の熱いアグレッションが爆発しています。また、オープニングの「Ecstacy Of Gold」も驚き。“黄金の4人”に限らず、他のムステイン時代でも聴けないポイントです。長年、METALLICAライヴの開演曲としてお馴染みですが、こんな極初期から使われていたとは……。本作が収録された「4月8日」は、ムステイン解雇の三日前。この一週間前(4月1日)には、すでにカーク・ハメットが呼び寄せられており、この約一週間後(4月16日)には、初ステージを踏んでいます。この日のムステインは、自分がクビになるなど夢にも思っていなかったでしょうが、他の3人は着々と準備を進めていた。ところが、聞こえてくる音楽は、そんな事情をまったく感じさせず、伝説の名にふさわしい熱演。後の歴史を知っているからこそ、聴いているだけで背中がこそばゆくなるほど面白い(笑)音源なのです。“黄金の4人”コレクションを完璧にする、最後の1ピース。 Live at Paramount Theater, Staten Island, NY. USA 8th April 1983?FAIR/GREAT SOUND (36:29) Live at Paramount Theater, Staten Island, NY. USA 8th April 1983 1. Hit The Lights 2. The Mechanics 3. Phantom Lord 4. Jump In The Fire 5. Motorbreath 6. (Anesthesia) - Pulling Teeth 7. Whiplash 8. Seek & Destroy James Hetfield - Vocals, Rhythm Guitar Dave Mustaine - Lead Guitar Lars Ulrich - Drums Cliff Burton - Bass