2009年北米ツアー・セカンド・レグのハイライトとなった11月14&15日の2日間にわたり行われたNY,MSG公演初日となる14日のショーの模様を、ジェイムズ・ハットフィールドがステージで使用しているイヤー・モニター・ソースの非圧縮サウンドボード音源と、臨場感満載の極上オーディエンス ソースとを完全フル・マトリックスした最高のクオリティーにてコンプリート収録。ショーの始まりを告げる雷鳴轟く、サクソンのHeavy Metal Thunder、 そしてお馴染みのS.E、THE ECSTASY OF GOLDから完全マトリックス収録されており、ジェイムズの安定したボーカルと切れのよいリフ、タメの効いたラーズのドラム等の核となるバンド・アンサンブル直の生々しさと奥行き感のある立体的な音作り。それらをサウンドボード並みのインパクトのあるぶ厚い音作りで、究極のサウンド・クオリティーを実現。この初日公演はHolier Than Thou、Fight Fire With Fire、Whiplash、そして前年リリースのアルバムからは日替わりのAll Nightmare Long、Cyanide、そしてカバーはTurn The Page、Helplessなど、アルバムからまんべんなく、バラエティに並んだセットが魅力。尚、ジェイムズ使用のイヤー・モニター・ソースゆえ、カークのギター・サウンドがオフ・ミックス気味なところも、ソロ・パートはマトリックス時にオーディエンス・ソースのレベルを上げて対応しているので、違和感無し。ダウンロード音源とは一線を画す、臨場感に満ち溢れた、ローでラウドでアグレッシヴな、メタリカの真骨頂を十二分に楽しめる逸品。さらにボーナス・トラックには同年11月29日、全米で放送された「ロックの殿堂チャリティ・コンサート」より、放送された6曲のうち2曲を追加収録。ルー・リードの後ろで、いつものジェイムズ節を炸裂させてコーラスをするあたり要チェック。