伝説の4曲入りミニアルバムで鮮烈にデビュー、注目のファーストアルバム「The Warning」のリリースを一ヵ月後に控えた時期に初の日本ツアーを行ったクィーンズライチの日本公演初日、8月4日、日本青年館公演を約80分に渡って極上レベルのオーディエンス録音で完全収録。翌日8月5日同会場での公演は公式撮影され、当時ビデオ・リリースされましたが、本盤は、記念すべき、日本初ライブを高音質で収録しています。トレーダー間でも一切出回っていないオリジナル・カセット・マスターをダイレクトに使用したファン必聴盤。3曲目のDeliverance終演後、ジェフ・テイトは日本語で挨拶。「一ヵ月後にリリースされるファーストアルバムからBlinded!」というMCが聞かれます。ガッチリとまとまった高品質なアンサンブルをバックに、見事にコントロールされた存在感抜群のボーカル・パフォーマンスで聴く者全てを圧倒するジェフ・テイトの歌唱はあまりに凄まじく、誰もが押し黙って聴き入ってしまう素晴らしさです。クリス・デガーモの劇的なソロプレイも各所で楽曲を大いに盛り上げます。ジューダス・プリースト風のヴィンテージでクラシカルな音世界をよりモダンに昇華させたような独特のアンサンブルと音のドラマは絶品で、新人バンドとは思えない程のクオリティにただただ圧倒されます。1984年日本ツアーがいかに凄いライブだったかを再確認できる一枚です。