1年ぶり通算18回目の来日となる2010年日本公演より、5月10日東京公演を、ハイクオリティー・オーディエンス・マスターにデジタル・リマスタリングを施したベスト・クオリティーにてコンプリート収録。2004年以降、毎年来日し、すっかり日本でおなじみになったリアル・ミュージシャンたちのリアル・ミュージック。そして今回はギターに初期メンバーが、そして黄金期70年代にホーン・セクションの中核を担ったトランペッターMic Gilletteが復活。基本、核となるメンバーは同じで相変わらず、強力なポップ・ファンクを聞かせ、冒頭、「Oakland Zone」のSEに続く「Soul Vaccination」イントロから雪崩れ込むお馴染みのStrokeメドレーも、「Only So Much Oil In the Ground」まで一気に駆け抜ける怒涛の展開。そしてお約束のチューン群で会場を大いに躍らせた後、終盤では『Urban Renewal』のラストを飾る「Walkin' Up Hip Street」がセットイン、より洗練されたアレンジが光るこの曲中のRoger Smithのご機嫌なソロは必聴パート。